９３【完】 ページ43
・
『………。』
JK「だからAも！」
『はぃっ！？』
急に私の両肩を掴んで名前を呼ばれて
思わず声が裏返る。
JK「助けてほしい時には助けてって言う！
わかった！？」
『…うん。』
少し引き気味に返事をすると
ガバッ
JK「…はぁ…好き…。」
抱きしめられて
耳元で吐息交じりに声を漏らす。
『っ！？ ちょっと！
こんなところでっ！』
耳まで真っ赤にして抵抗しようとするが
JK「ここじゃなかったら…
続き…していい…？」
『へっ！？』
すっかり彼のペースに飲まれて
固まる私。
JK「…よし！ まずは飯！」
かと思うと急に放されて
１人でどんどん歩いて行ってしまう。
…まったく。
少しあきれながらも
上機嫌で歩く彼のうしろをついていく。
・
勘違いから始まった私達。
最初はからかわれてると思った。
でも彼はいつだって
私だけを見ていてくれた。
年の差とかトラウマとか
そんなもの忘れてしまうくらい
今はもうジョングクのことしか
考えられなくなっていて。
・
JK「A！ 早く！」
少し離れた所で振り返った彼が手招きする。
『グクッ！』
大声で呼んですぐ
JK「えっ…？」
驚いて固まっている彼の元に走って行き
『愛してる。』
真っ直ぐ目を見つめて
心からの言葉を口にする。
JK「っ…！？」
『行くよっ！』
JK「わっ！？」
そして彼の手を取ると
がむしゃらに走り出した。
【完】
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のあ(プロフ) - 美海(ﾐｳ)さん» 美海さん、ありがとうございます！それぞれのキャラクターが活きるように頑張って書いているので、そう思っていただけて本当に嬉しいです…！今後もよろしくお願いします！ (2021年10月6日 22時) (
レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - 日に日にユナに殺意を持っていく一方、夢主ちゃん強く生きて……！っていう母性本能を狩られておりますwwwめっちゃ面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2021年10月6日 21時) (レス) @page28 id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - のりぞーさん» のりぞーさん、ありがとうございます！テヒョンさんのことも魅力的に書きたくてがんばっています…！引き続きよろしくお願いします！ (2021年10月3日 16時) (レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
のりぞー(プロフ) - いつも楽しみにしています！弟のテヒョンは何者？？って感じですごく、続きが楽しみです！！ (2021年10月3日 14時) (レス) @page22 id: 396416c798 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 夏さん» 夏さん、ありがとうございます！今後のジョングクさんにご期待ください！がんばってカッコ良く書きますねー！ (2021年9月28日 21時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年9月24日 1時
