７９【JK】 ページ29
JK side
…クソッ…！
俺が諦めてギュッと目をつぶった時
YN「キャァッ！」
ユナの悲鳴が聞こえた。
目を開けると
SA「なにしてんのっ！！！」
倒れたユナに向かって
怒鳴るイ先輩が立っていた。
YN「邪魔しないで…！
ジョングクと一緒に…ユナも死ぬの！
そしたら…
ずっと一緒にいられるの…！」
少しよろけながら立ち上がったユナは
今度はイ先輩に向かってナイフを構える。
ドスッ！
だが、イ先輩は全く動じずに
見事な回し蹴りをユナに食らわす。
YN「ひゃっ！？」
カランカラン…
ユナはあっけなく
ナイフを床に落としてしまった。
そしてイ先輩は
怯んで固まっているユナに近付くと
バチンッ！
SA「あんたの都合だけ
押し付けてんじゃないわよ！」
ユナに平手打ちをしながら
ものすごい形相で怒鳴った。
YN「…ユナが欲しいもの…
全部持ってるくせに…。」
叩かれた頬をおさえながら
震えた声でつぶやくユナ。
SA「…何言ってんの…あんたの方が…
YN「違う！
ユナの周りには何でもあるけど…
ユナは…何にも持ってないの…。」
ユナは目にいっぱい涙を溜めて
必死に訴える。
YN「Aオンニは…
馬鹿みたいに真っ直ぐで
人のことでも自分のことみたいに考えて
何があっても動じなくて
自然体で誰からも好かれて…。」
SA「…うん。」
涙を流しながら
苦しそうに言うユナの背中を
いつの間にかイ先輩は
優しくさすりながら聞いている。
YN「グゥが…オンニと寝た、って聞いて…
グゥだけは…取られたくなくて…。」
JK「…！？
お前っ…どこでそれ…？」
俺とヌナしか知らないはず…。
驚いた俺は思わず口を挟む。
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のあ(プロフ) - 美海(ﾐｳ)さん» 美海さん、ありがとうございます！それぞれのキャラクターが活きるように頑張って書いているので、そう思っていただけて本当に嬉しいです…！今後もよろしくお願いします！ (2021年10月6日 22時) (
レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - 日に日にユナに殺意を持っていく一方、夢主ちゃん強く生きて……！っていう母性本能を狩られておりますwwwめっちゃ面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2021年10月6日 21時) (レス) @page28 id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - のりぞーさん» のりぞーさん、ありがとうございます！テヒョンさんのことも魅力的に書きたくてがんばっています…！引き続きよろしくお願いします！ (2021年10月3日 16時) (レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
のりぞー(プロフ) - いつも楽しみにしています！弟のテヒョンは何者？？って感じですごく、続きが楽しみです！！ (2021年10月3日 14時) (レス) @page22 id: 396416c798 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 夏さん» 夏さん、ありがとうございます！今後のジョングクさんにご期待ください！がんばってカッコ良く書きますねー！ (2021年9月28日 21時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年9月24日 1時
