11-想像以上※ ページ34
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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
『...傑。
勘違いしてるのかもしれないけど、私悟となんて付き合ってないよ』
「......え？」
『そもそも傑と付き合ってるのに、他の人と付き合うわけないじゃん』
勘違いを解いてもらえるように、ゆっくりと説明する。
「でも、今日A悟と一緒にいたじゃないか。
それに、あんな店の中でキスまで、」
『...え！？
キス！？』
「...？
してただろう？」
『するわけないじゃん！
え、どこでそんなの見たの？
絶対人違いだよそれ！』
ありもしない事を言われ、思わず取り乱す。
すると、悟が私の顔に手を当てて顔を近づけるのを見た、と言われた。
『......あ、それ多分クリーム取ってもらった時』
「クリーム...？」
『悟が、私のほっぺにクリームがついてるから取ってあげるって言われた』
「..................」
それから色々と話し、辻褄を合わせていった。
結局、“傑を嫉妬させちゃおう大作戦！”のお陰で起きた勘違いだったわけだけど。
「悟......
アイツ、明日絞める」
『やめてやめて』
青筋を立てながら拳を握る傑を慌てて止める。
すると、ぎゅうっと抱きついてきた。
「......ほんとに泣くかと思った」
『それはそれで見てみたいかも』
「......やっぱり、今のAにはお仕置きがいるみたいだね」
『......え？』
肩に顔を埋めてそう呟いた傑は、いきなりキスをしてきた。
酸素を吸う暇を与えてもらえるわけもなく、ただ部屋に水音だけが響く。
「ん.........今日は、優しくしないから」
『.........はぃ』
想像以上に妬いていた傑でした。
(私だって嫉妬してるから)
((だって分かんない))
(じゃあもっと妬いてほしい？)
((...軽めでお願いします))
雪ノ祓雪溶さん、リクエストありがとうございました
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