彼女が可愛すぎる件について【夏油傑】 (ページ15)

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7-サンタクロースページ15

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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒

『メリークリスマス！』

「メリークリスマス」

部屋に、グラスをカチンと合わさるガラス音が響いた。

今日は12月25日、世に言うクリスマス。

私は今、傑とクリスマスパーティーをしている。

昨日はクリスマスイブだったけど、お互い任務で出来なかった。

傑は昨日したかったらしい。

すっごい顔で怒ってた。

「あと、付き合って12年記念も」

『早いねぇ、12年って。

　もうあと2年したら私たち30だよ』

「まぁ、それだけ充実してたって事さ」

『それ言えてる』

笑い合いながら、豪華なご飯を食べる。

一通り食べ終わったあと、プレゼント交換をすることになった。

お互いにプレゼントを用意して、相手に渡す。

簡単に言うなら、お互いがお互いのサンタクロースになるって事。

「どっちから渡す？」

『私から！』

早くあげたい衝動に駆られ、手をビシッと上に出し立候補した。

「よし、じゃあAがサンタね」

『私が傑のサンタ』

プレゼントを持ち、傑の前に行く。

『メリークリスマス、傑』

「ありがとう、Aサンタ。

　...開けていい？」

『よいぞ』

「ふふふ」

サンタの声真似をして喋ると、笑ってくれた。

傑はゆっくりとプレゼントの紐を解いていく。

毎年の事だけど、緊張してきた。

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