私のお義兄ちゃんはすとぷりの最年長！？

義兄妹36日目 ページ38

「え、君もカフェラテ好きなのー！？一緒!!」

『はい!!ここのカフェラテ美味しいですよね!!』


から始まって、


『それでお兄ちゃんがすっごいウザいんですよ〜』

「wwそれは大変ww私もお兄ちゃんほしかったな〜」


…と、めちゃくちゃ会話が弾む。

なんていうか、すごいフレンドリーな人で、名前も知らないけど仲良くなっちゃった。


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ


『ん？』

「あれ、電話？」

『あ、はい、ちょっと確認しますね。』


スマホを取り出してチラリと画面を確認すると、


［七森 誠也］


…の文字。


『…』

なんとなーく嫌な予感がして、着信履歴を覗くと、大量の［七森 誠也］と［橙堂 詩恵留］の表示が。


…抜け出したのバレたかぁ。←当たり前やろ


『…あの、ごめんなさい。一緒に来てた人達のところに戻らないといけなくて。』


けたたましく呼び出し音が鳴り続けるスマホを軽く振って見せながら言うと、お姉さんは軽く目を見開いたあと、ニコッと笑って、

「んーん、だいじょぶ!のど飴くれたり、お話してくれてありがと!!」


天使っ!


『ありがとうございます!!もしまたどこかで会ったら、ゆっくりお茶しましょう!!』


そう言って猛ダッシュでスタバを出て、受信ボタンを押す。


《Aちゃん！？どこ行ってたの！？みんな心配してたよ！？》

スマホを耳に当てた途端になーくんの特大雷がっ

ままもりお怒り…


『あー…ごめん。スタバ行ってた。すぐ戻るね。』


《もーさとみくんがこの世の終わりみたいな顔してるから、早く戻ってあげてね。3階のジュエリー店に居るよ〜》


『は〜い』


これ以上お説教をくらいたくはないので、さっさと通話を切る。←


…ん?

え、今ジュエリー店に居るって言った?

さっき洋服屋にいたよね？

すごい移動してるやん。


あの人達女子なの？←


まあ、お兄ちゃん達心配してるらしいから、行きますか。


ショッピングモールに入り、ジュエリー店を探しつつふと考える。


あれ、そういやなんでお兄ちゃんからの着信がなかったんだろ。

1番に電話かけてきそうなのに。


1回ぐらいかけて来てたかな、と思ってスマホを起動して気付く。









あ、着信拒否にしてたわ。




＿＿＿＿＿＿＿＿

2日連続更新!

頑張った…

ちなみにAちゃんが仲良くなっていた声がれお姉さん、実はとある有名人さんなんですけど、分かった方います?

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