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Aー、作間くん来たよー。
と緩く声がかかり、パチリと目を覚ます。
4時間目が始まった記憶はあるけれど、途中から全く記憶がない。
「…ねてた」
慌てて口元に手をやる。
よかった、ヨダレ出てなかった。
「Aちゃん、おはよ。お昼だよ、ご飯食べよ」
「うん！どこ行く？屋上？」
「瑞稀くん達、中庭で待ってるって言ってた」
中庭行こ！と私のお弁当を持ってグイグイと背中を押してくる。
「ねぇ作ちゃん、今日放課後空いてる？」
「ん、空いてる！あ、あそこ行く？前言ってた所！」
「今言おうと思った！作ちゃんさすがぁ！」
じゃあ、放課後ね。
迎えに行くから待っててね、と微笑んだ作ちゃんにうん、と笑顔を返す。
作ちゃんと一緒にいる、緩やかに進むこの時間が私は大好きで安心する。
幼馴染とまではいかないものの、中学校が一緒で仲良くなった作ちゃんとは何より話が合う。
入学したばかりの頃、放課後に近場のアイスクリームの無料券を持っていた隣の席の作ちゃんが誘ってくれたのがきっかけだった。
そこから一緒にいる時間が増え、家も近所だった事もありよくお互いの家に入り浸った。
高校も、作ちゃんと一緒の高校へ行きたくて大嫌いだった勉強だって頑張ったのだ。
あの時、過去問をくれた涼くんと何だかんだ言いながら面倒を見てくれた瑞稀くんには感謝してる。
「何考えてるの？」
「んー？作ちゃんが初めて話しかけて来てくれた時のこと！」
「あぁ〜アイス？あれねぇ、凄い緊張したよ。クラスで知り合いいないし、でもあれカップル限定だから瑞稀くん達じゃダメだし」
クス、と笑った作ちゃんが私の頭をぽんぽん、と撫でた。
「一緒に来てくれてありがと」
「んーん、こちらこそ、ありがと！」
きゅん、と胸が鳴った事に、まだ気づかない。
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なほ(プロフ) - すいませんありがとうございます！！うれしいです！！ (2018年10月7日 17時) (
レス) id: 20d52247fa (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - なほさん» お気になさらず！ぜひぜひ仲良くしてください〜〜〜！ (2018年10月6日 13時) (レス) id: af6cf59665 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - ゆ〜！さん» ありがとうございます〜！きっと可愛いカップルの爆発ですね！！機会を見つけて是非〜！ (2018年10月6日 13時) (レス) id: af6cf59665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜！(プロフ) - 更新お疲れ様でした！このお話の作ちゃんの雰囲気がとても好きで私の中でナンバーワンですo(^_^)o作ちゃんとヒロインのその後のお話も是非見たいです！ (2018年10月1日 23時) (レス) id: 4f7370bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
なほ(プロフ) - ごめんなさいほんと、、、でもめちゃくちゃ仲良くなりたいんです( .. ) (2018年10月1日 19時) (レス) id: 20d52247fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠り姫 | 作成日時：2018年8月21日 11時
