【小説】前世を生かせ___九十九高等学校！

【第四十三話】「微笑み」城咲心葵 ページ44

公民のテストをパラパラと返している由蘭先生。

私はちらっと窓から教室の様子を伺ってみる。

(100点って、やっぱりいるよね…私も難しく地理作らなきゃ)

心で思う。ひかりんの用紙がチラッと見える。

98点だった。惜しい。よく見ると…

くすっ。と笑ってしまった。

その音が聞こえたのか、みんながこっちを見てくる。

「心ちゃんせんせー！」

ひかりんだ。一気に視線がこっちに…

私は慌てた。どうしよう…

「まあ、ついでだし、一応自己紹介。」

キリッとした口調で先生が言った。

私は恐る恐る教室に入り、話した。

「テスト返却中にすみません…」

「早く〜せんせー。」

ひかりが話した。仕方ない…

「私は、地理を担当してます。皆さんご存知城咲です。また、授業があればよろしくお願いします。」

「暇なんだったらテスト教えてやってくれ！」

「はいっ…」

私は教室の奥でたたずむ。

地理教師とはいえ、公民も地理も歴史も社会に入るし…

そう思うと私はひかりんの近くに行った。

「分からないところ、ある人いない？」




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無理矢理ですみません！

お借りしたキャラ↓

丘島 ひかり さん

懸帯 由蘭 先生




By 虹雨(にじさめ)ほたる

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