アテネのフードの下…(再喝) ページ11
アベル「そういやさ。」
アテネ「ん？」ｶﾁｬｶﾁｬ
アベル「アテネのフードの下ってどうなってるの？」
アテネ「え？何？言わなきゃ駄目？」ｶﾁｬｶﾁｬ
アベル「しーりーたーいーしーりーたーいー」
アテネ「……ﾊｧ…」
アテネ「分かったわよ。」ﾊﾟｻｯ
アベル「……え？」ｷｮﾄﾝ
その時、俺は頭が真っ白になった。
何故なら、アテネのうなじの所に2センチ程の、傷があったからだ。
アベル「ど、どしたの？それ。」
アテネ「……昔ね？私、いじめにあってたの。」
アテネ「その時に、たまたま私のうなじの所に、いじめてた奴の持ってたカッターが、当たったの。」
アテネ「故意にやってないとはいえ、人に傷をつけたんだから、そいつは退学。私は暫く、入院してた。」
アベル「………」
アテネ「命に別状はなかったけど、傷痕として残るって医師の人が言ってたから、親戚の人がフードで隠せって言って、それから私はフードを被るようになったの。」
アベル「………」
アベル「……そっか…」
アテネ「最初はすごい嫌だったけど、ずっと被ってれば慣れたしもう大丈夫だけど、時々、思い出すとすっごい嫌な気持ちになるの。」
アテネ「だから、出来るだけ思い出さないようにしてるんだけど、駄目ね。やっぱり思い出しちゃうな。」
アベル「……大丈夫。俺がいるから。何かあったら、俺がアテネを守る。絶対に。」
アテネ「………」
アテネ「ありがと♪」
番外編・完
俺の過去、そして使命 1→←もしも2人の身体が入れ替わったら……2(再喝)
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リンカ - いつも楽しんで見させてもらってます。僕も短編集書いてます まだアスマさんには及びませんかお互い頑張りましょう (2020年3月29日 8時) (
レス) id: 470b98b264 (このIDを非表示/違反報告)
ASKさん(プロフ) - …そうか、アテネがそういう理由でフード被っているっていうのも、ありえそうですよね…いや、あなたにはアイデアに驚かされます…！ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 41e9e2d607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アスマ | 作成日時：2019年8月21日 1時
