能力 8 ページ8
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｢私はAA。最近引っ越してきたんだ｣
｢わ、わわたしは谷地仁花と申します！えっと、G1Aでございますぅっ！｣
慌てる少女はそう言ってまたペコリとお辞儀した
Aランクとなると上から二番目。結構な実力者だ
｢さっきの生徒は私がDランクだと分かった瞬間ガン無視を決めたけど………君は大丈夫なのかい？｣
少し意地悪をしてみると少女の瞳が僅かに揺れた
さっきのモブ子の反応からして、Dランクとつるめば人間関係に影響が出てもおかしくない。
｢あっ、私は……その、差別とかランクとかあんまり好きじゃなくて……Aさんが不快に思ったのならゴメンなさい。｣
｢……いや、不快なんて思ってないよ。こちらこそ意地悪して悪かった。君は、周りに流されず自分の意見を貫けて凄いね｣
｢……えっ｣
すると彼女は俯いて顔をパッと上げ、Aの目を見た。Aは目を背けずハッキリとした口調で続ける
｢人はね、心が弱いと他人に流されてしまうんだ。そしていつしか自分を見失う。貫くって簡単じゃないけれど、谷地さんのその考えは流されちゃ駄目だよ｣
そしてAはニコリと笑う
その笑顔を見て彼女は救われた気がした
" Dの奴とつるんで馬鹿みてー "
" あいつ変わってんな〜 "
" 頭良いからってほんと調子乗んなーっての "
ただ友達と話したいだけなのに。
ただ仲間と笑いたいだけなのに。
そんな言葉を浴びせられ、いつしか自分への自信が消えかかっていた。
｢………っぁ……うんっ！｣
｢っと、なんで泣いてるの！？｣
｢ぁ……ご、ゴメンなさい。えっと、大丈夫です｣
突然谷地さんがポロポロと涙を流しだし、慌てるA。天使を泣かせた罪で暗殺されるかもしれない！と謎の不安が過ぎる。
しかし谷地さんは目元を濡らしながらも吹っ切れたような、嬉しそうな笑顔を見せた
｢(ま、なんか吹っ切れた感じだし、大丈夫か)｣
そう思ったAは谷地さんの頭をポンポンっと撫でてから、空気を切り替えるように少し大きな声を出した
｢さ！Dの教室へ案内してくれるんだろう？仁花ちゃん｣
｢……！！ うん！｣
そして歩き出した。
さぁ、どんな輩もどんな頑固野郎もかかってこい。
私は変えてやるぞ。
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｢あ、そうだ言い忘れてたけど私G2だよ｣
｢な、なななんと！？失礼な口聞いて申し訳ございませんでしたァ！！！｣
後にAは、あんな綺麗な土下座初めて見たと語る。
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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