能力 40 ページ40
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｢あー！！畜生ォ！！！負けたぁ！！｣
｢大丈夫っスか｣
｢ご心配どうもありがとう！！吹っ飛ばしたご本人さん！！！｣
私は旧闘技場の床に寝転がり、例のごとく刀も吹っ飛ばされていた。
そして飛ばした張本人……影山は淡々とした口調で聞いてきたので、そう返しておいた。
ダメだ、影山強い。下手したら黒尾さんと互角でやり合えるかもしれないくらい強い。
急所を狙う正確さと速さ。そして何より人間離れしたその技術。黒尾さんより隙はあれど、それを狙う前にこちらが攻撃を食らう。
私は吹っ飛んだ刀を取るため立ち上がり、そして頭を悩ませながら口を開いた
｢ふーむ………どうすれば勝てるようになるのかな。まず相手の呼吸を読むってのは合ってるのか？｣
すると影山は頷いて説明してくれた
｢合ってると思います。呼吸を読めれば相手の手も読める。自分は乱さず相手を乱すのが基本です｣
｢なるほど。ならやっぱり乱さない事から始めないとな｣
｢それもそうですが、それだと勝てませんよ｣
影山の厳しい一言にぐぅ…の声も出ず頭を悩ませていると、背後から黒尾さんの声が聞こえた。多分、今来たのだろう
｢まぁ、まずは負けないようにすれば良いんじゃないか？勝つのはその次だ｣
彼はそう言いながら制服の上着を脱いで軽く腕を柔軟する。
Aは彼らのその言葉に感心した。
やはり経験豊富な彼らは言うことが違う。
｢……分かってます。よっし、もう一戦お願いします｣
｢なら次は俺が相手してやるよ｣
私の申し出にそう言いながら剣を構えたのは黒尾さんだった。私はゆっくりと息を吸って吐き、彼の剣を見つめる
まずはしっかりと呼吸をする。
そして、それを一定に乱さないこと。
出来るかどうか、なんて頭で小難しく考えるな。
とりあえずやってみる。
まずはスタートラインに立たないと、考えるべき本当の問題にすら気が付けない。
そして私は力強く地面を蹴った。
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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