能力 15 ページ15
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｢失敗したから諦めるのは弱い奴のやることです｣
" 弱い奴 " ………それは守りに入ってしまった黒尾にとって心に刺さるような言葉だった。黒尾は俯き両手をギュッと強く握る
｢………お前に何がわかる？｣
｢分かりませんよ。｣
しかしAはそうあっさりと答えた
｢分からないですよ。黒尾さんのことも、この学院のことも。…………でもそれの何が悪いんですか。分からないから、挑戦するんじゃない。｣
たとえ分かったとしても、挑戦する。
今は分からない、だから理解しようとする。
そして、出来ようが出来まいがやってやろうって思う
｢可能性の問題じゃない。どちらにせよ挑戦しなければ何時か泣くことしか出来なくなる。｣
何もせず後悔はしたくない。
｢黒尾さんは今の自分を誇れますか？私は誇れます。
もう下ばかり見るのはやめて下さい。上を向く勇気がないのなら可能性を否定するな！！｣
敬語など忘れてAはそう言い切った
その声は黒尾の心に響いてキリキリと痛む
" 上を向く勇気 "
今の彼に、それはもうない。
でも、それでも、まだ上を向いていたいと思うから
｢っ………なら、どうすればいいんだよ！！｣
黒尾の中でプツリと何かが切れた。彼の目には涙が溜まっている。
すると、Aはゆっくりと黒尾の手を取った
｢まだ上を見たいと思うなら、行動に移さなきゃ。
偽善と言われるかもしれない。でも、やらないよりはずっといい。やらない善よりやる偽善ですよ！｣
Aはそう言って笑い、彼の腕を力強く引いた
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目の前には無駄に大きくて立派な木のドア。中心には例の通り《 生徒会室 》と堂々とした文字で書かれている
この時間帯役員が居るのか、と思ったが黒尾さん曰く生徒会役員のみ授業への自由参加が認められているらしい
｢ま、マジかよ｣
｢…………うし、行きましょう｣
緊張気味の黒尾さんを他所に、私はドアを3回ノックした
＿＿＿＿コンコンコン
｢はい、どうぞ｣
あの時と同じ女性の声、それを聞いてAは両開きのドアを躊躇いなく開けた
｢失礼します｣
｢…………あら、Aさん。どうされました？｣
話し始めるまで一瞬の間が空いた
私は直ぐに本題へと入った
｢Dランクの環境改善への取り組みを提案しに来ました｣
｢……はぁ？｣
しかし、白裏は心の底から意味が分からないと言わんばかりの声を上げた
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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