能力 14 ページ14
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次の日
私は今までの学校通り、朝の8時までに教室に来ていた
暫くしてやって来た茂庭さんも、武器を作るのが趣味らしく工房に行ってくると出て行ってからまた小一時間
誰一人この教室に来ることなく時間が過ぎる
本来ならもうとっくに授業は始まっている
この状況、流石にコレはアカン。
そう思った私は席を立ちが上がり、外に向かった
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｢それにしても本当に広いなぁ｣
本校舎までの道を歩きながら辺りを見渡しそう息をつく。昨日はろくに周りも見ずに来たから、改めて見てみると本当にこの学院は色々と設備が凄い。
人っ子一人居ない学院内をうっすらとした記憶を頼りに練り歩いていると、向こうから黒尾さんの姿が現れた。
私は特に気にも止めず通り過ぎようとした時、黒尾さんの低い声が響く
｢………おい｣
｢どうされました？｣
｢どこに行く気だ｣
振り返ると、黒尾さんが僅かに眉間に皺を寄せながらそう聞いてきたので、私は隠すこと無くここに来た理由を述べた
｢生徒会と話し合いに行くんです｣
すると黒尾さんは益々皺を寄せる
｢…………やめとけ。まともに話せる相手じゃない｣
｢会長が無理なら他の役員に話します｣
｢……役員に言っても無駄だよ。ほら、戻るぞ｣
そう言って私の腕を掴み、引っ張る黒尾さん
私はその場に踏ん張って何とか立ち止まる
｢行動に移さなきゃ、この状況は変わりませんよ｣
｢移したところで無駄なんだよ。どう抗おうと、どう言おうとアイツは聞く耳すら持たない！それに何をされるかも分からない！！お願いだからもう何もするな！！！｣
黒尾さんはそう声を荒らげる
あまりの迫力に言葉が出ない
でもAは黒尾の今の言い方で確信した
｢…………黒尾さんは、｣
｢……あ？｣
｢黒尾さんは一度、この制度を変えようとしたんですね｣
Aのその発言に黒尾は言葉に詰まる。彼女の真っ直ぐな眼差しと確信を突いたような声が妙に響く
そして絞り出すように彼は否定した
｢………違う｣
｢違わないです。｣
Aは目を逸らさず真っ直ぐ見つめる。
その視線は何もかも見透かしているようだった。
黒尾はまるで自分に言い聞かせるように声を荒らげた
｢違うｯ！！｣
｢なら何故、私の行動をそこまで否定できるんですか？まるで一度体験したかのように。｣
｢………｣
しかし、彼女の言葉に何も言い返せなかった。
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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