夏の思い出 ページ13
｢ｯ、Aちゃん！｣
そう叫ぶ及川さん
彼には何か見えているのだろうか？そんな考えがふと過りながらも、左脇に三つのスコップを抱えて入口に向かって走る
ムカムカするお胸に苛立ちながら入り口を抜けた瞬間、抱えていたスコップを投げ出し私自身も地面に投げ出されたように膝をつく
それと同時に及川さんは素早い動きで蔵の扉を閉め、再び南京錠を取っ手に取付けた。
外に出た瞬間吐気や目眩、ムカムカも収まり新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込む
｢はぁ、、はぁ、、はぁ、、、気持っちわる｣
｢もう！！Aちゃんの馬鹿！阿呆！マヌケ！あんなの、立つのも辛かったでしょ！！宮水さんのお守りに感謝しなよ！！｣
私に向かって悪口を連発する及川さん
彼が " あんなの "と言うってことは、多分あそこには何かが居たんだろう。ポケットに入れておいた先程頂いたお守りが守ってくれたらしい。
｢は、ははっ、大丈夫ですよ、、｣
｢と、とりあえず肩貸すから立てるか？｣
影山君は意味がよく分かってない様だが、取り敢えず言われた裏の御神木に行くため肩を貸してくれた
｢あ、ありがとう……。でも、、影山君背高いから、届かないかな、、｣
｢わ、ワリぃ！｣
とりあえず影山君にはスコップをお願いして、私は少しフラフラしながらも立ち上がった。
私達は及川さんに案内してもらいながら裏の御神木へと向かった
.
｢はぁ、、はぁ、、、あ、宮水さん！｣
｢おぉ、来た来た！！｣
こちらに手を振る宮水さんが見える、彼の腕にはやはり怖い本が握られている。傍には大きく立派な木が佇む、これが御神木だろう。
そして彼はこんなことを言い出した
｢そんスコップでこの根元を掘り起こせ！｣
｢はぁ！？｣
その内容に声を上げたのは及川さんだった、しかし、私達も驚きを隠せない
｢ね、根元って、、掘って大丈夫なんですか！？｣
｢バチとか当たりそうだな……｣
そう声を荒らげるも宮水さんは有無を言わせない圧力で一言言い切った
｢いいから早よ堀りぃ！！｣
｢｢｢は、はい！｣｣｣
その圧に一瞬で押され、私達はスコップで根元を掘り出した
.
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甘納豆(プロフ) - えるるるるさん» コメありがとうございます🙇♀️パロ大好きなんですがなかなか作品もなく頑張って書いているのでそう言って貰えると本当に嬉しいです😭最近は執筆のモチベが下がっていたのですが、えるるるる様のコメを見て頑張ろうと思えました…🥲 (2022年5月13日 19時) (
レス) id: f85dcebcdc (このIDを非表示/違反報告)
えるるるる(プロフ) - やっぱりハイキューパロといえば甘納豆さんだなぁ…小説書いてる人で1番すきです… (2022年5月13日 18時) (レス) @page18 id: 80c508f955 (このIDを非表示/違反報告)
☆こらしょ☆ - うぅ〜ッ、どうしましょう…！もう当分、1人で夜遅く活動出来ません|дﾟ)チビってしまいます…(;_;)（怖いの苦手なんですけど、ほんわか系もあって読みやすかったです…！） (2020年9月25日 1時) (レス) id: 3ff78f13dc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - 蝉の佃煮さん» コメありがとうございます！寝る前にちょっとのつもりが最後まで！ありがとうございます（泣）私もホラー大好きなのでこれからも色々掛けたらいいなと思っています。 (2020年5月20日 21時) (レス) id: 56a49e38cc (このIDを非表示/違反報告)
蝉の佃煮 - HQのホラー小説は初めて読んだのですが物凄くゾクッと来ました！ 寝る前に｢ちょっとだけ・・・」という感じ読んでみたら一気に最終話まで読み終わってしまいました コメを書くのは初めてで何言ってんだこいつみたいに思ってもスルーしてください・・・ (2020年5月20日 21時) (レス) id: fc5c93fef2 (このIDを非表示/違反報告)
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