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ごじゅういちわ ページ4

Aside



私達が一連の流れを説明した後、レオナさんは眉間にシワをよせた。


私達はパンを貪っていたが。



レオナ「……お前、ラギーが来なかったらどうしようとしてたんだ」


『えっ?』


レオナ「今回はラギーがいたから助かったものの、来なかったらあのままウツボに連れ去られていたかもしれねえぞ」


『ま、まあ、そのときは私のユニーク魔法を使おうと思ってました』



_____こんなことを言うが私のユニーク魔法、虚無の世界(ザン・メドゥーサ・ワールド)は前にも説明した通り、"目を合わせないと"発動されない。


私は学校にいる時、フードを被っているため、フードを脱がない限りユニーク魔法を使うことは不可能である。



つまり、ジェイド・リーチにユニーク魔法を使うとしたらあの時私はフードを脱ぐ必要があった。


が、私は何度も言うように傍観者(モブ)の生活を目指している。


今以上に重要人物とは関わりたくないのだ。
ジェイド・リーチにユニーク魔法を使えばそれはそれで目をつけられかねない。

『……』

それだけは勘弁である。



…そのため、あのときもユニーク魔法を使うのを躊躇った。

まあ本当にラギーさんが助けに来なくて、ジェイド・リーチに連れ去られそうになっていたら使っていたと思うが。



レオナ「…お前のユニーク魔法、"虚無の世界(ザン・メドゥーサ・ワールド)"だったか」


『…ええ』


ラギー「割と厄介なんスよー、そのユニーク魔法」


『ラギーさんのユニーク魔法には言われたくないですね?』



マジフト大会の時、大量のけが人を出したあんたがなにを言うかと思う。

絶対に口には出さないが。



レオナ「…お前、なるべくそのユニーク魔法オクタヴィネルのやつらに見せたり言ったりすんなよ」


『……わかりました』




レオナさんが言いたいのは私のユニーク魔法が彼ら(オクタヴィネルの人たち)にバレればきっと彼ら(主にアズール・アーシェングロット)が私の力を欲しがるから気をつけろよ、ということなのだろう。



あの人たちはイソギンチャクのあとでも変わらないのか。



レオナ「…わかったな?」



『………はぁい』






私は力なく返事をした。




.

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ぬん(プロフ) - 素敵な作品でした! (2023年4月7日 19時) (レス) id: 855665461e (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ雪だるまを食べる - 1日中読めてしまうほど、とても素敵な作品でした!!! (2023年3月30日 23時) (レス) @page14 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
竹原紫祐 - 思いも寄らない展開で、一気読みしてしまいました!素敵ですね! (2021年12月28日 18時) (レス) @page1 id: 065c29639b (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(プロフ) - 麗さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正致しました! (2021年6月6日 15時) (レス) id: ac844892e6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 29ページ 本夢 これ誤字ではないでしょうか? (2021年6月6日 12時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜鈴 | 作成日時:2020年7月30日 20時

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