ろくじゅうはちわ ページ21
Aside
ｼﾞｪｲﾄﾞ「……おやおや、なぜ黙るのです？」
『………』
やってしまった、そう思ったときにはもう遅かった。
なぜ、私はあんな余計なことを言ってしまったのだろうか。
今更になって後悔する。
……私は自分が思っている以上に馬鹿なのかもしれない。
フードを被っている私だが、今現在顔面蒼白である。
どう言い訳をしようか必死に言い訳を探す。
『(…ゲームで知りましたなんて絶対言えない)』
生憎、彼のユニーク魔法も私と同じで"目"を合わせなければ発動されない。
私はフードをグッと引っ張りいつもより深く被る。
そんな私を見てジェイド・リーチは更に
ｼﾞｪｲﾄﾞ「……発動条件もわかってらっしゃるようですねぇ」
とクスクス笑いながら言った。
『( し ま っ た )』
墓穴を掘るとはまさにこのことだと。
私はもうどうしていいのかわからず苦し紛れの言い訳しか出てこなかった。
『……か、風のうわさで、聞きました…』
ｱｽﾞｰﾙ「…風のうわさ、ですか」
本当に苦しい言い訳。
苦しくて情けなさすぎる。
『わ、私も目を合わせなくちゃ発動、されない、から、い、一緒だなあと思いまし、て………』
思わず自分のユニーク魔法の発動条件も話してしまった。
…しかし今は仕方ない。
そんなことは言っていられない状況なのだ。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「……あなたも目を合わせなくては発動されないユニーク魔法…」
ジェイド・リーチは手を顎に当てて考える素振りをする。
みなこの描写が多いと思っているとは思うが私が一番思っている。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「…どんなユニーク魔法か聞いても？」
『…教えられません』
ジェイド・リーチだろうと誰だろうとこのユニーク魔法は誰にも話してはいけない(主にオクタヴィネル)とレオナさんと約束をしたのだ。
私もまだ " モブ " でいたい。
私はその一心でジェイド・リーチの質問に"NO"と答えた。
…すれば彼はこう持ちかけてきた。
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____________
ｼﾞｪｲﾄﾞ「…それではこうしましょう」
.
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ぬん(プロフ) - 素敵な作品でした！ (2023年4月7日 19時) (
レス) id: 855665461e (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ雪だるまを食べる - 1日中読めてしまうほど、とても素敵な作品でした！！！ (2023年3月30日 23時) (レス) @page14 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
竹原紫祐 - 思いも寄らない展開で、一気読みしてしまいました！素敵ですね！ (2021年12月28日 18時) (レス) @page1 id: 065c29639b (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(プロフ) - 麗さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正致しました！ (2021年6月6日 15時) (レス) id: ac844892e6 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 29ページ 本夢 これ誤字ではないでしょうか？ (2021年6月6日 12時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜鈴
| 作成日時：2020年7月30日 20時
