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それなら、きっとこの身体の人も同じ気持ちだったはずだ。
『……っち、ｺﾌｯ違うｺﾞﾎよｸﾌｯ』
喉から必死で声を出し、否定した。腕を持ち上げ、無惨様の頬を撫でると、ハッとした顔でこちらを見た。
みるみるうちに顔が青ざめる。
「ごめっ、ごめんなさい姉さま！ごめんなさい！」
何度も謝りながら、私の体を支えてゆっくりと蒲団の上へおろしてくれた。ほっと息を吐いて、呼吸を整える。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
『そんなに謝らないで、無惨。私も急に前へ出てしまって悪かったわ。心配掛けさせてしまったわね……。姉、失格かしら』
「な、私の姉さまはこの世でA姉さま一人だけです！そんなことを仰らないでください！」
『はいはい。でも、これだけは覚えておいて？……貴方がどれだけ強かったとしても、私は貴方に守られるなんて望んでいないわ。だって、私は貴方の姉なんだもの』
今、すごい名言を云った気がする。我ながら素晴らしい姉弟愛シーンだと思う。
心のなかでふんぞり返っていると、無惨様がしょうがないなと云った様子で微笑んだ。肩の荷が下りたような、すっきりしたような表情。
「まったく、姉さまは……。体は大事にしてくださいね。姉さまは他の鬼と比べても体が弱いんですから。あと、寝るときは私を呼んでください。夜伽をいたしますから。それから甘味はしばらく控えてくださいね。姉さまの御飯には私の血を入れておきますから残さず食べること。残りは……」
『ふふふ……』
お母さんのように、注意すべきことを並べていく無惨様の真剣な表情に笑みがこぼれる。
本当に、ごちそうさまです。可愛すぎですよ、母性本能をくすぐられるこの感じが……っ。完璧な弟属性じゃないですかぁぁ……。
「聞いてますか？」
『はいはい』
私は改めて誓おう。
この人の株を上げて見せると！！
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ソフィア(プロフ) - 三千幸さん» 見てきます！陰キャ組とか無常とかいいですよね… (2019年11月21日 19時) (
レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - ソフィアさん» はい！今、同名で2作品 書いて投稿しています。リッパー落ちとヤンデレ短編集ですが宜しければ読んでください！陰キャ組、白黒無常、写真家が好きなんです！……端末を持っていないのでゲームはやったことないんですが。 (2019年11月20日 19時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 第五人格知ってるんですか？！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - ミサモさん» そうですよねぇ。(*´▽｀*) (2019年11月18日 19時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - 無惨可愛いなぁ(*⌒▽⌒*) (2019年11月18日 7時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三千幸 | 作成日時：2019年11月5日 20時
