ページ ページ17
〇
「いやぁ〜、あの方のお姉様にお会いできるとは光栄の至りでございますなぁ」
『えっと……ハジメマシテ』
「あの方と違って随分と接しやす……いえいえ!何でもございません」
『ほ、ほー……』
「しかしお美しい方ですな!」
『……アリガトウゴザイマス』
さっきから十分ほどだろうか。吃驚するくらい会話が続いてない気がする。1回喋ると話題が変わっていた。
それにしてもこれが上弦の弐・童磨か。リアルで見ると、描きにくそうな瞳だな。虹色でキラキラしてるのがすごく奇麗だ。綺羅綺羅って感じがする。……でも、この軽薄で何とも云えない表情は苦手かもしれない。
「……おや、A様は俺の瞳がお気に入りになのかい?A様がお望みならいくらでも挙げよう!」
『いえ、結構デス』
そんな会話をしていると、童磨が急に立ち上がった。
「おやおやおや、猗窩座殿じゃないか!」
『あかざ、どの??』
振り返ると、また作画班が苦労しそうな人がいた。……人じゃなくて鬼か。でも童磨さんよりはとっつきにくそうな……顔怖いな。それに義勇さん並みに喋らなさそうだ(偏見)。
彼は私の前までやって来ると、わちゃわちゃわちゃわちゃしている童磨を無視して膝をついた。私はテンパった。無惨様に向けられるものならともかく、自分に向けられるその座り方には違和感しかない。というか、顔上げろ。
「上弦の参、猗窩座と申します。この度は怪我が癒え、そうやって元気に過ごされていること……心よりうれしく思います」
『あ、有難うございます。お願いだから、顔を上げて下さらないかしら。素敵なお顔が見えないわ?』
「うわー、猗窩座殿 いいなぁ」
「……」
この2人って、仲が悪いんだろうか。小鳥のように猗窩座さんの周りでひょこひょこしている童磨と、無視を決め込んでいる猗窩座さん。……見ている分にはほほえましいな。
〇
次ページ→←Episode,5 色塗るのが大変そうな設定ですね。
665人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソフィア(プロフ) - 三千幸さん» 見てきます!陰キャ組とか無常とかいいですよね… (2019年11月21日 19時) (レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - ソフィアさん» はい!今、同名で2作品 書いて投稿しています。リッパー落ちとヤンデレ短編集ですが宜しければ読んでください!陰キャ組、白黒無常、写真家が好きなんです!……端末を持っていないのでゲームはやったことないんですが。 (2019年11月20日 19時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 第五人格知ってるんですか?! (2019年11月19日 22時) (レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - ミサモさん» そうですよねぇ。(*´▽`*) (2019年11月18日 19時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - 無惨可愛いなぁ(*⌒▽⌒*) (2019年11月18日 7時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:三千幸 | 作成日時:2019年11月5日 20時