箱推しなので箱ごと守ろうと思う 参【鬼滅の刃】

佰肆拾陸 ページ46

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その後、いつの間にか宇髓さんが帰っていることに気付き、次に饅頭が完食されていることに気付く。




『………………(ぴえん)』



つらい…楽しみにしてたのに……






悲しみに浸っていると、不意に隣から腹の鳴る音が聞こえてきた。




『…おやおや』


無「僕じゃないよ。有一郎だよ」


有「………るせぇよ」


『…そうか、もうお昼の時間を過ぎてしまっているね』





確かご飯の担当は…あそこにいる隊士達か。バテてるな。


う〜ん、皆疲れてるみたいだし今日は私がお昼ご飯を作るか！




『(食べる時間は……無さそうだなぁ。作ったらすぐここを出よう…)


よし、今から作るからもう暫く待っていておくれ』




双子の頭をまた撫でて、厨へと向かった。







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結構な数の卵と鶏肉があったので、親子丼を作る。



人数分用意できたところで、食事担当だった隊士ちゃんが慌てて厨に駆け込んで来た。




「もっ、申し訳ございませんA様ッ！！」


『おや、身体は休まったかい？よければそこの器を運んでくれるかな』


「は、はい……ほんとうにすみません…」


『ふふっ、気にしないでおくれ』





料理なんて久しぶりにしたな〜数年ぶりか…？

前は小芭内と二人で作ったりしてたんだけど…最近時間が無くて他の子に任せっきりだったもんなぁ。



皆が次々と食卓に集うのを横目に、長い髪を組紐で高く結い直す。




「あぁ…Aさんの手料理……」

「俺、鬼殺隊に入って良かった……」


小「…おい、姉様の分は？」


『あぁ、私はこれから仕事だからね、皆でお食べ』


小「姉様、そんな生活じゃ身体を…って、おいッ！！」




何か言われる前に屋敷を飛び出る。


こういう時は聞こえてないふりが一番なのさ！！




『(思ってたより時間を使っちゃったな…急がないと)』









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