箱推しなので箱ごと守ろうと思う 弐【鬼滅の刃】

陸拾漆 ページ17

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その後「昼間とはいえ雨の日にこんな暗い森で女が一人歩くのは危険だから森の外まで送る」と黒死牟さんが言ってくれた(意訳)のでお言葉に甘えた。








なんと、上弦の壱と相合傘なうです。傘は彼が持ってくれています。お菓子だらけの荷物も持ってくれました。紳士です。






『…ね、ねぇちょっと近くないかい？』


黒「………そうか…？」


『…あー、…気のせいなのかな…』




さっきから濡れた黒死牟さんの腕が私の肩に当たっている。おかげで水分が肌まで浸透してきたよ。結構大きめの傘買ったんだけどな。





でも不思議そうに首を傾げる黒死牟さんが可愛かったので許容範囲とする。


こんなに見た目禍々しいのに可愛いだなんて…鬼滅の世界に限界なんてねぇなマジで……





『……そういえば、黒死牟さん、君はどうして目が六つもあるのかい？』


黒「………お前は、俺が…怖く…ないのか……」


『………人と容姿が違うだけじゃ、怖がる理由にはならないよ』


黒「…私を見た者は…皆…私を恐れ、慄いた……」


『………そうかい』




微妙に会話が噛み合ってないよねこれ。


黒死牟殿自覚してる？してなさそうだね…？絶対してないね？？






＿＿＿＿＿
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森を出たところで、




＿＿べべんっ




と琵琶の音がしたと同時に、持ってくれていた傘と荷物が地面に落ちた。



黒死牟さんがいない。無限城に強制送還されたのかな…まだお礼言えてなかったのに…無惨め……



あっ！！てか傘と荷物が泥だらけなんだけど！！

無惨め…！！！！！






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『ただいま帰ったよ』


「あっおかえりなさいAさまっ」

「え！？一週間空けると聞いたんですが…？」


『満足しちゃったから帰ってきたんだよ。

これ、お土産。みんなで食べておくれ』




喜ぶ隊士達を暖かい目で見ながら部屋に戻る。





小芭内は夜に屋敷に帰ってきました。私を見た瞬間膝から崩れ落ち、神と私に感謝を述べてました。






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