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私が軽く構えるとゾムは嬉しそうにする。
「やっとその気になった？」
『いや、もう終わらせようと』
「っは？」
ゾムくんの服を掴んで一本背負いをする。
ドサッと素直に倒れたゾムくんの首に足を回して締める。
力の差がありそうだから足なら行けるでしょ。
所詮三角絞めをすればゾムくんはワタワタする。
「ちょ、まっ、脚、触れて…近っ…」
顔を赤くしながら足に触るのに躊躇していた手が引き離そうと太ももに触れていたけど全然力が入っておらず添えるだけみたいになっている。
『おやすみ』
「ッ…」
重みが私のお腹にグッとかかる。
どうやら気絶したらしい。頸動脈からの失神だから苦しくはなかった…とおもうけど…
一応起きたら謝ろう。
医務室行くか…。
ーーー
zm side
入学式が嫌で外を彷徨いていたら中庭にしゃがみこんでる女がいた。
話しかけるか迷ったが具合悪かったらなぁ…と思い目の前にしゃがんで声をかけたらその女はばっと顔を上げてびっくりしたのか尻もちを着いてしまった。
あ、よくよく見たらめちゃくちゃ綺麗な顔立ちしてる。
手を引っ張り、立ち上がらせる。
「ん、大丈夫か？」
『あ、ありがとう…』
「俺の名前はボンベ・ゾム。ゾムって呼んでや」
『私はA。よろしくね、ゾムくん』
ニコ、と優しく微笑んだAに微かに心臓がキュッとなるのを感じる。
だが思ったより元気そうだ。暇だし遊んでもらおうかなぁ…
「なぁ、入学式バックれてるんやろ？暇やし遊んでや」
『あ、遊ぶって…』
「クハハっ、先にギブアップした方が負けな」
『っ、ちょ！？や、やるって言ってな…っ！！』
有無を言わさず、すかさずに回し蹴りを入れるとAは後ろにサッとよけた。
…まじか。んふふ、こりゃ楽しくなりそうやな
だがいくら攻撃しても全く当たらない。触れられない。
かすりもしないってどういうことや…！？
そんなことを考えていると、不意に殴った手が流される。
流されてはいるが不意に触った手に驚くと、胸元に手が添えられる。
かと思えば自分の体が吹っ飛んだ。
突然のことに頭が追いつかずに座り込んでいるとAが見下ろしてくる。
『意外、って顔してる。非力に見えた？』
「んふ、最っ高やなぁ｣
最っっっ高に楽しい！！！！
いい遊び相手を見つけたかもしれん。
他の男よりよっぽど強い…！！
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
