匂い《H.Iwamoto》 ページ5
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「…はぁ……え、もうむり」
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ピピピピーーーーーーーーーッ
？「お、呼ばれた」
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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「…ひーくん」
岩「ん、今日も一日お疲れさん」ｷﾞｭｯ
「…っだぁ……あぁ…落ち着く……」
株式会社甘やかしなんて変な会社を見つけて、ひーくんに出会ってから私はもう彼がいないと生きて行けなくなった。
ガタイのいい体に抱き付けば全てを包み込むように優しく抱きしめ返してくれる。
「…なんかさ、」
岩「うん」
「普通に6連勤ってやばいじゃん」
岩「やばいね」
「疲れるじゃん」
岩「うん」
「…頑張りすぎじゃね、私」
岩「うん、頑張りすぎ。…なのに、」
「ん？」
岩「全然俺のこと呼ばねぇじゃんって思ってた」
「あー…」
岩「言ったじゃん俺Aのこと見てるって」
「言ったねぇ…」
岩「頑張りすぎてんの見てんのに全然呼ばれねぇから俺もう勝手に行こうかと思ったもん」
「んふふ、なにそれ笑」
可愛い。
ひーくんのこの見た目とのギャップに私はいつもやられて、癒されてる。
岩「や、まじで……てか、ねぇ、香水変えた？」
「ん？…いや、変えてないー……あ、なんか今日ずっと部長と居たから匂いうつったのかな…柑橘系？」
岩「うん、柑橘っぽいー……え、部長男だよな？」
「うん」
岩「…」
「ん？」
岩「…へぇ」ｽﾘｽﾘ
「んっ…くすぐったい……なにぃ？」
岩「…俺の匂いうつしてんの」
そう言いながら首元に擦り寄ってくるのがくすぐったいのに可愛くて思わず笑ってしまった。
「んふふふふっ」
岩「…」ｽﾘｽﾘ
「ふふっ…」
岩「…あのさ、」
顔を上げたひーくんと目が合えば真剣な眼差し。
岩「今日はもうずっとこうしてっからさ、もう俺でいっぱいになってー、そんでやなこと全部忘れてよ」
「…」
岩「…大好きだよ」
甘い言葉とともにおでこに触れた唇。
そっと目を閉じれば心地良いリズムでとんとんされて睡魔が襲ってきた。
岩「…おやすみA」
「…行かないでね、」
岩「ん、」
「どこも…いかないで、」
岩「…眠るまで俺はずっとここにいるよ」
「……ありがとう」
眠るまで、ね。
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A(プロフ) - らーるさん» とっても低浮上なのすみません…（ ; ; ）受験生さんなのですね…今大変な時期だ…無理せずに体調に気をつけて頑張ってください(´･_･`)大好きと言っていただけてとても励みになります…！更新頑張りますっ(*´-`) (2020年12月23日 23時) (
レス) id: e407d649b6 (このIDを非表示/違反報告)
らーる(プロフ) - 更新ありがとうございます！私、今受験生で辛いことも多くて…今すぐにでも株式会社甘やかしに登録したいものです…更新される度に自分の辛いことと重なっていつも気がつけば涙が溢れています…この作品大好きです！続き楽しみにしてます！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 16eaddfb35 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 淋音ёさん» わぁぁ（ ; ; ）とってもとっても嬉しいです…！！ありがとうございます(*´-`) (2020年10月23日 14時) (レス) id: e407d649b6 (このIDを非表示/違反報告)
淋音ё(プロフ) - ｷｭﾝｷｭﾝしながら読ませてもらいました！設定が面白いですね！続き楽しみにしてます (2020年10月23日 14時) (レス) id: fffda76fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A | 作成日時：2020年10月22日 17時
