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「私…みなさんの前から消えます」
野崎「どういうことだ…？」
「死ぬ…ってことです」
私は無理矢理頬を上げて笑顔を作った
でも死ぬって分かっててもいざ口にするととても苦しくなって声が震える
野崎「なんで…」
「私と白服さんは昔から知り合っていました」
野崎「え？」
「昔、ダンスしてたんです。でも辞めました」
野崎「なんで？」
「心臓が弱かったんです
本当はこんなに激しい動きも出来ないのにこれまで出来ていたのが不思議だって
私、踊り手になりたかったんです。白服さんみたいな、キラキラ輝いてる」
野崎「……」
「すごい反対されました、その時自分の心臓の事を知らない私はずっと白服さんになんでダメなのっていつも泣いていました」
野崎「そっか…」
「私が心臓のことを知ったのは中3の時、
突然容態が急変したんです、それからなにも出来なくなりました」
野崎「A…」
「ごめんなさい、こんな話、」
野崎「聞いてもいいか…？」
「はい？」
野崎「Aはあおいのこと嫌いなのか…？」
「…っ、好きです」
野崎「じゃあなんで冷たくするんだ？」
「好きだから…だから、私から離れて欲しい」
野崎「え？」
「自分で言うのもあれだけど、あおいすごく私の事大切にしてくれるんです」
野崎「うん」
「すごく私は嬉しいんです。でもそれが今は辛い」
野崎「なんで？」
「どうせ私は死んじゃうから、だから私が死んだ時に悲しい思いをしないように、早く嫌いになって、私の事忘れて、何も無かったように過ごして欲しい」
野崎「………」
「でも…私気づいたんです」
野崎「なににだ？」
「自分が強いと思っててした行動が、色んなことから逃げて1番弱いってことに」
野崎「うん…」
「だから今日ここに来たんです、でも…何もできることはないって、ただ死ぬのを待つだけなんです」
野崎「なんで…」
「まわりに変に思われないように隠してきました、薬すごく飲んで、副作用だってありました、でもあおいの笑ってる姿が見たかったんです」
野崎「あおい…愛されてるな…」
「私はあおいのこと死んでも好きなのは変わりません、あおいにはいつかもっと大切な人ができる、そばにいれないのは悲しいけどあおいの笑顔見てるだけで幸せだから、あおいを幸せにしてください」
野崎「うん…」
「あと、他の人には言わないでください」
野崎「分かった…」
泣くのを我慢してその場を去った
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satsuki - やばい。。。泣ける (2020年1月29日 22時) (
レス) id: 2891e03b59 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - みなさんコメントありがとうございます！！おかげで次の作品も頑張れます、これからもAliceをよろしくです！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 4a5cce6e48 (このIDを非表示/違反報告)
2nd - 完結おめでとうございます！最後は涙がとまりませんでした( これからも頑張ってください! (2018年12月24日 20時) (レス) id: 3676bf0b00 (このIDを非表示/違反報告)
mesemoa・LOVE - 最後の夢主ちゃんがあおいくんを庇って亡くなってしまったところ、すごく泣けました...!次の作品も楽しみにしてます!! (2018年12月24日 0時) (レス) id: c85dc25ea3 (このIDを非表示/違反報告)
cfDbg4VRAsnucMY(プロフ) - めっちゃ偉いです！この作品好きです楽しみにしてます！ (2018年12月6日 9時) (レス) id: 7462f02827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2018年10月20日 21時
