ニヒャクサンジュウキュウ話 ページ44
あの後もたくさんの部屋をアサシンと一緒に見て回ったけど、リンちゃんを見つけることも令呪が反応することもなく。
一部、非常に見覚えがあるあの部屋を見つけてしまった時は
ただただ無駄に時間が過ぎていくだけだった。
「こちら側にはリンちゃんはいないということなのでしょうか」
「かもしれないな。ランサーからもらった合図の反応は？」
「……うんともすんとも言いません」
左手に貼り付いているであろう文字、おそらくルーン文字のはず、を見るけど私の目ではまったくわからない。
きっとルーン魔術専門の人や、魔眼持ちであればその文字を見ることを叶うかもしれないけど。
生憎私はライネスちゃんのように魔眼持ちではないので見ることは叶わない。
第五次のランサー曰く、第五次のランサーがリンちゃんを見つけたら光って反応して第五次のランサーの方に案内してくれる、と聞くけど今のところ何もない。
やはり私とアサシンも別れて探すべきだったと後悔をしていれば、急に左手から文字の羅列が浮かび始めて光った。
「！ アサシン！」
「どうやらお嬢さんはランサーの方にいたみたいだな」
発光しながらふわふわと宙に漂ったその文字列は、一度私達の周囲をゆっくりと漂うと唐突に私の動体視力でギリギリ見える速度で何処かへと駆け出していくではないか。
追うように同じく駆け出したアサシン。
突然のことに慣性力で後ろに身体を持っていかれ掛けたけど、どうにかアサシンにしがみ付いてやり過ごせた。
右に曲がり、左に曲がり、左に曲がり、真っ直ぐ行き、再び右に曲がり。
「！」
突然アサシンが止まったようで、身体がアサシンの方へ倒れ込んで鼻を彼の左肩にぶつけてしまった。
「っ……」
痛い。
ぶつけた鼻を押さえてアサシンに突然止まったことに対してどうしたのかと問おうとして、顔を上げて気付く。
窓から差し込む陽光で明るい廊下の先に、金髪の現代服に身を包んだ誰かがこちらに背を向けて歩いていた。
だけどその人物は私達に気付いたのか、立ち止まるとゆっくりとこちらに振り返ってにやりと笑う。
「随分と様変わりしたようではないか、雑種」
第四次聖杯戦争にてアーチャークラスで現界した人類最古の英霊、英雄王ギルガメッシュがその赤い目でこちらを見据えてそう言った。
ラッキーアイテム
鳳凰の羽根
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキーサーヴァントクラス
シールダー
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翔べないペンギン(プロフ) - 亜流乃さん» コメントありがとうございます。そうなのです。ようやくお互いある種の再開ができましたので。どうにか完結できるように尽力しますのでお付き合いいただけますと幸いです。ジャンヌになるのも気に入っていただけて嬉しいです(照) (2021年3月26日 19時) (
レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
亜流乃(プロフ) - やっとランサーと!!!!!!!!!こういうチュエーション待って ました！ここまで書いて下さりありがとうございます！これからも応援してます！あと、ジャンヌになる展開も好きです(笑) (2021年3月25日 21時) (レス) id: bff6baca0f (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - ありなさん» お待たせしてしまい申し訳ありません。先行きも少々不安ですが持続できるように努めます。コメントありがとうございます。 (2021年3月19日 18時) (レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
ありな - 続編おめでとうございます！凄く嬉しいです！ (2021年3月18日 19時) (レス) id: 0b757b95a3 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - ロゼファさん» お待たせいたしまして申し訳ありません。持続できるように頑張りますね。コメントありがとうございます。 (2021年3月13日 16時) (レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2021年3月12日 1時
