ニヒャクジュウナナ話 第三者視点 ページ22
アサシン──燕青が使用する宝具は
元々は独特な足運びを特徴とする秘宗拳。
秘宗拳は別名燕青拳と名称されることもあり、無影拳とも名称されることもある。
燕青の宝具というものは、そういうものであった。
十の打撃を与えたアサシンは一度大きく距離を取ると、瞬時に第四次のランサーの懐に向けて右の拳を叩き込む。
一拍後、轟音と共に第四次のランサーは背から反対側の石壁へ強く打ち付けることに。
武人とはいえ、騎士とはいえ、真正面から魔法に近いその宝具を全て消化するのは不可能に近く。
第四次のランサーは壁から落ちると石床へと倒れた込んだ。
警戒するように第四次のランサーを睨むが、すぐにアサシンは振り返るとAの元へと駆け寄る。
傍らではまだ苛烈にも魔術同士の、剣技と拳のぶつけ合いを続けているというのに、脇目も振らずに自身のマスターの元へと向かうと軽く頬を叩く。
「おいマスター！ A！ っち、何かされているな」
肩も軽く揺すりながら名を呼ぶが、反応もなければ視線が合うこともない。
通常であればAは自身に対する魔術的、物理的攻撃は自動的に展開される結界魔術によって一部の例外を除いて無力化されるはず。
ならば、その一部の例外に遭遇したということだろう。
舌打ちを溢し、十中八九Aに魔術を掛けたであろう人物を睨んだ。
その人物──キャスターは今、凛との戦闘で忙しいらしくアサシンの視線に気付くことはない。
今であればキャスターに気付かれることもなく背後に忍び寄り座へと戻すことは可能だろう。
Aには申し訳ないが早々にキャスターを葬るのが先決と言っていい。
ちらりと第四次のランサーがいる方向を見るが気絶したか、はたまた致命傷を負って動けないでいるのか、静かであった。
となれば機会は今しかない。
腰を落としたアサシンは忍び寄ろうとした。
だが、それよりも先に勝敗が決したらしい。
いつの間に現れたのか。
いや、現われていたことにはアサシンも気付いていたが、戦闘に専念し過ぎたために気にしていなかったが正しいだろう。
ゆえに誰もこの結果を予想しえなかった。
葛木を狙ったアーチャーの攻撃を、キャスターがその身を呈することで防いだということに。
ラッキーアイテム
鳳凰の羽根
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキーサーヴァントクラス
シールダー
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翔べないペンギン(プロフ) - 亜流乃さん» コメントありがとうございます。そうなのです。ようやくお互いある種の再開ができましたので。どうにか完結できるように尽力しますのでお付き合いいただけますと幸いです。ジャンヌになるのも気に入っていただけて嬉しいです(照) (2021年3月26日 19時) (
レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
亜流乃(プロフ) - やっとランサーと!!!!!!!!!こういうチュエーション待って ました！ここまで書いて下さりありがとうございます！これからも応援してます！あと、ジャンヌになる展開も好きです(笑) (2021年3月25日 21時) (レス) id: bff6baca0f (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - ありなさん» お待たせしてしまい申し訳ありません。先行きも少々不安ですが持続できるように努めます。コメントありがとうございます。 (2021年3月19日 18時) (レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
ありな - 続編おめでとうございます！凄く嬉しいです！ (2021年3月18日 19時) (レス) id: 0b757b95a3 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - ロゼファさん» お待たせいたしまして申し訳ありません。持続できるように頑張りますね。コメントありがとうございます。 (2021年3月13日 16時) (レス) id: 3d75302081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2021年3月12日 1時
