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「……どうって、」
若干戸惑っている望が、不安げに瞳を揺らす。
「…そう、“うぇすとで居られる自信”や無くって、望が“ジャニーズWESTとして居たいか”、…望はどうなん？」
「……っ、そんなん、……っ、！」
“いたいに決まってるやんか”
ポロポロと感情的に涙を溢れさせた望。
「…良かったぁ、」
「…は、？」
思わず漏れてしまった声に、望は怪訝そうな顔で俺を見つめる。
「…望が、そう言ってくれて、…久しぶりに感情を見せてくれて、……良かった、っ、」
俺の頬を伝った涙を見て、びっくりしたような表情を見せた望が、ぽろぽろと涙を流した。
「…迷惑ちゃうの？…俺、もう、動かれへんかもしれ無いんやで、？」
“俺が辞めた方がWESTの為になる”
悲しい言葉を続ける望の声を聞き続けたくなくてその身体をギュッと抱き締めた。
「…そんなこと、言わんとってよ、」
随分と細くなった望の身体は、少し震えていて。
「…7人で、ジャニーズWESTやから。……何があっても。」
「……っ、！！……ぉれ、…！！」
“ジャニーズWESTで居たい”
「…居たい、じゃなくて、もうおるやんか。…一緒に、頑張ろうな、」
涙を流しながらも大きく頷いてくれた望に安心しながら、絶対にこの身体を離すまいと、キツく抱き締めた。
Fin.
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作者名：紗彩 | 作成日時：2022年4月20日 17時
