君は綺麗だ。ar×ym (ページ2)

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翌日、さりげなく大ちゃんに聞いてみると、ほんとになんでもいい。と言われてしまった。

とりあえず大ちゃん好みの服を買って、ケーキでも作ってやろうと思った。

材料やプレゼントを買って家に帰る途中、ふと花屋さんが目に入った。
その時、花言葉と言う存在を思い出した。調べてみると、ちょつとポエムくさいなぁと思ったけど、大ちゃんはどうせ意味など知らないだろうと思い、恥ずかしながらも花も選んで買った。

大ちゃんから泊まっていいと了承も貰い、正直何が起こる訳でもないのに心臓はバックんバッくん言っているが、1番に大ちゃんにおめでとうと言えるのが楽しみでたまらなかった。

そして24時。4月15日になった時に俺はシンプルにおめでとう。と一言言い、大ちゃんから言葉を返してもらうと、それに頷きプレゼントを渡した。

「えっまじ？ありがとう！
…待ってこの服俺超好き。さすが山田だな、よく分かってる。」

なんだか偉そうだけど、さすがっていわれるとちょっと嬉しくて顔が少しだけ紅潮するのが自分でもわかる。
恥ずかしいけど大ちゃんの反応がみたくてちゃんと大ちゃんの方を向いた。

「これは…花？分かんねえけど可愛い花だな～
これなんて花？」

「さあ～、」

「教えろよー、山田」

「それね、モモ。」

「モモ？」

「そう、モモ。」

「どういうこと？山田が花なんて珍し…」

「自分で調べれば？」

「はあ？教えてくれたっていいじゃん」

「教えなーい俺もう寝ますおやすみ」

「おいこら山田！」

なんかぎゃあぎゃあ言ってるけど無視。
とりあえず喜んでもらえたみたいでよかった。
明日になったらまた祝ってやろう。
君が俺のことなんか眼中になくて、興味なくても

俺はお前のトリコなんだよ。

そう心で呟いて静かに俺は目を閉じた。