鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？弐【鬼滅の刃】

肆拾漆 ページ4

かのSide


そう、私が探っていたのは。



星月家代々に伝わる、”２つ目”の性能だった。



A様は、何も知らないらしい。両親が伝えてなかったようだ。

この２つ目があるということを知っている人物は、


・自分
・佐助様
・華波様
・悪菜様

そして知っている可能性のある人物、

・鬼舞辻無惨
・十二鬼月・上弦
・御館様


そして、この情報を鬼が知るということは....


A様が危ない。


でも、私達は彼女を鬼舞辻が襲わないという確信がある。


それは、２つ目の性能がわかっていないから。

２つ目があると知っていても、それがわからなければ意味がない。



そして、今一番危ない人は。

佐助様だ。



あの書物は今佐助様の手元にある。


それを鬼舞辻が狙っている。非常に危険な状態。



でも、彼は元柱だ。書物は絶対に渡さないだろう。




それでも、危険は危険。十分に気をつければならない。

そして私が今やっていること。それは、




偽の書物を作ることだ。

A様を守るため、嘘の２つ目の性能を書き鬼たちがA様を遠ざけようとするような内容を書くつもりである。



内容は、


「２つ目の性能、

星月家代々に伝わる、２つ目の性能は。


”鬼を人間に戻す”性能である。」


である。



これを、後々鬼の手元に送る。


勿論、あいつらが見つけやすいような場所に隠す。

場所ももう決めてある。








あとは、これを渡し、鬼がどう反応するかである＿＿＿。

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