鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？弐【鬼滅の刃】

伍拾肆 ページ11

時透Side





結局、



飲みすぎた。



宇髄さんの酒癖悪すぎ。

僕死にかけたんだけど？



時「Aはお酒飲んじゃだめだよ。」

『うん、飲んじゃいけないことぐらいわかってるし。』


君に反応されることだけで鼓動が早くなる。

これ病気？大丈夫かな？


ていうか僕が飲んでるからこんなこと言えないんだけどね。





そして事件が起きる。




煉「む、それはお酒だぞ？」

胡「ちょっ、Aさん！？何飲んでるんですか！それお酒ですよ！」


Aが間違えてお酒を飲んでしまった。

あれだけ飲むなって言ったのに....←そんなに言ってません。



でも、お酒を飲んだAがどうなるのか、少し期待している僕がいた。



『みんなが裏切らないかなんてわかんないじゃぁっぁぁんん、もしまた感情的になって信頼して裏切られたらぁぁぁ？？？

私はどうしたらいいの？？？ねぇ、どうしてくれるの？胡蝶さん！


助けてよ......ねぇどうしたらいいの？』

いきなりそんなことを言い出した。

確かに、人を一生信じ通すのは難しい。裏切らない保証なんてない。



『なんでぇ？どうしてぇ？もう裏切らないんでしょ！！！だったら絶対に裏切らないって言ってよ！



それに.....いつになったら時透くんは記憶を戻すの！！！早く戻してよ！！！！確認したいことがるのに....聞きたいことがあるのに.....ねぇ。

神様はひどいよ、いつも私の幸福を奪う。幸せを奪う。ねぇぇ、返してよ....私の幸せ...ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』



固まった。




なんで僕が出てくるのだろうか。


確かに僕はAのことを懐かしく思うことがあった。


つまり僕は本当に昔Aと話したことがあるということなのか？



なんで。





なんで僕は記憶なんか忘れてしまったのだろうか。







この霞がかった記憶を、


神様、どうか晴らして、





思い出させてください...

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