第1話 ページ3
『ぐぇえ…ってあれ？』
目を覚ますと、そこは見覚えのある景色。まさかの自宅の天井だった。
『え、僕死んだよね？』
身体を見ると、ところどころ透けているところから他界して霊となったっぽい。試しに周りを見回すと、天井の景色が同じなだけで家具の配置や種類が違っていた。
『なんか幽霊になってるし…そしてここ元僕のはうすやん』
多分僕が他界した後に人が入ったんだろう。事故物件…にはならなかったのか｡
ちょっと寝室らしき部屋から出てリビングだった部屋に行くと、そこにはカレンダーがあった｡
『あれぇ…？僕死んでから3年もたってんの?w』
僕が他界したのはたしか2038年の8月1日｡カレンダーは2041年の5月15日になっていた。
約3年も変なとこでさまよっていたのか…などと考えていると、玄関の方からガチャ､と開く音が聞こえた。
『へ？』
ばっ、と振り返るとそこには高身長のメガネかけてる人が荷物を抱えて帰ってきていた。
gt「マジでおっも！！！！死ぬって！！！！」
『随分と騒がしい人だな…w』
その人の様子から見るに、僕のことは見えてない｡まぁ見えてたら追い出されてるし、僕他に行くとこ見当たらんしここに住み着こうって思ってたからちょうど良かった｡
gt「おーし、今日はらっだぁ達とヴァロやるから今のうちあっためとくか！！！」
ヴァロか、僕も生きてる時やってたな〜とか思っていると、いつの間にかその人は別室に移動していた。
『え、壁すり抜けられんじゃん｡最強か？』
その人の後を追って部屋に入ると、そこにはいろんな機材があった。なんなら防音環境◎の部屋になってた｡ゲーミングPC＆ゲーミングチェアとかガチ勢やん｡
『もしかしなくても配信者系？』
割とヴァロ上手い人だな、と思いながら見ていたが、だんだん飽きてきたので外に出ることにした。
『うわキッツ！！！命ある時より貧弱じゃん！！！』
時刻は夕方｡外に出て夕日を眺めていたが、割と刺さって痛い。
夕日でも幽霊となった身体には結構キツかった。まぁ命ある時より貧弱なのは当たり前だな…｡
『もういいや。家の中の椅子にでも座ってよ｡』
現住人は配信をするのか一旦キッチンに来たあと防音室へ戻っていった。
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らっぴょこ(プロフ) - 分かります…本人様方が決めたことだから応援したい気持ちもあるんですけどやっぱり気持ちが追いつかないっていうかなんというか……作者様も無理はしないで下さいね！応援してます (2022年6月26日 22時) (
レス) @page18 id: d6878be433 (このIDを非表示/違反報告)
りべら(プロフ) - めちゃおもろいじゃないっすか…w この作品すごい好きです (2022年3月19日 11時) (レス) @page11 id: a02abf5dd5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ストーリー性めっちゃ好きです！無理せずに更新頑張ってください！💪 (2022年3月2日 1時) (レス) @page9 id: c736d56ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青りんご | 作成日時：2022年2月13日 18時
