学年1の涼くん！！

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猪「あ、Aせんぱーい！！来てくださいよぉ〜」



早くって呼び出されて、私は結局走った。



生徒「美人……うん、おっけーです」



あ、いいんだ(笑)



なぜか張り切っている判定役の生徒におっけーをもらい、瑠衣のところに帰ろうとする。



猪「さすが先輩！ありがとうございました！」



「いいよ別に(笑)ちょっと美人枠には無理があったけど……」



猪「なにいってるんですか！先輩そろそろ気づいた方がいいですよ！」



全く何にだよ……



ワケわかんないけど、とりあえず瑠衣のところに戻る。



瑠「お疲れ〜！！A話題になってたよ〜？」



フツーに疲れた。



「話題って……走り方変とか？あいつ美人枠のクセにぶすとか？」



だとしたら最悪っっっ！！！！！



全校生徒にしれわたった！？



瑠「ホントにバカなんじゃない？」



逆だよ、逆。と言って、



瑠「ほらっ、もうすぐアンカーの橋本くんだよ」



瑞稀くんからパスをもらい、走り始める涼くん。



アンカーはトラック2周という地獄。



さっきの障害物と借り物プラス、ラスト1周は全力ダッシュ。



やりたがる男子なんていないけど、やればモテるのは確実。



これはとりまき女子増えるなぁ。




なんて思いつつ、涼くんを見る。



紙を拾う姿が見えた。




あの紙にはなんて書いてあるんだろ……



誰と走るの？



私だったらいいのに。



いろんな考えが頭の中を埋め尽くす。



アンカーだからそう簡単なことが書いてある訳じゃないのは知ってる。



確か去年のは………

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