学年1の涼くん！！

#22 ページ22

授業をサボった時間はあっという間で。



気づいたら放課後になってた。



さっきのは見間違い？



なんて思うと、




涼「真弥(まや)、帰ろ」



涼くんが名前を呼んだ。




女の子というくくりで、名前も出てこないクラスメイトは涼くんの彼女になったがゆえに名前が出てくる。



見間違い………ではなさそうね。




飯島 真弥。



瑞稀くんの出席番号の前で、よく瑞稀に話しかけてた涼くんとりまき女子の1人。



リーダーってわけでも、クラス1美女でもない。



いうなら、2〜3番目にいる天然女子。




ロングヘアーな見た目からじゃ、天然な妹系女子には見えない。




あの子、男子が可愛いっていってた子だ……



真弥はちらっとこっちを見て、にこっと笑うと、



真「りょーくんっ！帰ろっ」



て満面の笑顔で言った。




やっぱり付き合ってる……？




そりゃあそうよね、ちゅーしてたもん。




現実を突きつけられた。




瑞「……はしもっちゃんの彼女？」




今回もナイスタイミングで出てきた瑞稀くん。




真「そう見える？よかったー！！」




瑞「彼女じゃないんだね？」




涼「さあね？」




？？？？？



ただただ後ろで聞こえる会話。



怖くて振り向けない。



後ろを向いて私と話してる瑠衣は、すべて見えてるのかな。



瑞「まあどっちでもいいけど」



なんでそんな曖昧なのよー！！！




涼「あ、Aばいば〜い、また明日ね」




「あ、うん。またね」




いつもなら話しかけられて嬉しいのかもしれないけど、今は複雑でしかない。




もう、誰か答えを教えてください……




私には複雑すぎてこの問題、とけないです。





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赤星になりました！

ありがとうございます！！

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