五条タイミング考えろ ページ9
「ひぇっ！？」
「おや、初めまして。今日は熱いですね。喫茶ポアロにいらっしゃいませんか？」
「えぇ……？行きませんが……？？」
流れるようなイケメンの誘いに押されそうになるが、耐えて首を振ると、アムロさんとやらが険しい顔をした。
そして、私の耳元に口元をそっと近づけてきて……
「……僕はバーボンです。……知っていますよね？」
あっ、なるほどね。患ってるタイプか。
一気に警戒が下がり、私の顔に安堵が浮かんだ。
すると驚いた顔をしたアムロさんの手の力が微かに緩み、それをそっと外しながら私は曖昧な笑みを浮かべて、
「いえ……私はバーボン？とやらは知りませんので……。人を待ってるので、もう行きますね」
「……っ、ちょっと待って下さい！！これを……」
「え？」
この患ってる二人組から逃げようと足早に歩き出せば、アムロさんに手を引かれて止められた。
振り向くと、ポケットから名刺を取り出したアムロさんがいる。
手に置かれたそれをマジマジと見つめると、そこには『探偵助手 安室 透』と書かれていた。
「……あ、」
………もしかして………。
一気に気まずくなった。
もしかして“バーボン”って厨二ネームじゃない……？？？
後ついでに私疑われてたな？？？
そっと安室さんから目を逸らし、私は患ってる、などと馬鹿にした自分を恥じた。
恐らく“バーボン”とは彼の探偵としての名前なのだろう。
この見た目だし、結構人気がある筈だ。
で、私も多分知ってるだろうと思って『バーボンです(キラリ)』と言ったら患ってる扱いされた、と……。
哀れ、バーボン……。
まあホントに全然知らないけど……。
「いや、あの……なんか、すいません……」
「？何がですか？」
そっと謝ると、安室さんは不思議そうに首を傾げた。
目線を横に逸らしつつ、手首から安室さんの手を離す。
そして、私は少し別の所へ行こうとして………。
「Aーー！！傑どこ！？」
「アッやっべぇ」
全身真っ黒、そして怪しさMAXの目隠し男………。
安室さんと少年の瞳が鋭く、剣呑になったことに気づいた私は戦慄したのだった。
五条ーーー！！疑われてるぞーーーーっ！！！！
⭐︎
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リュウイ - 続編も見ました！！面白かったです！また続き待ってます！ (2月8日 15時) (
レス) @page50 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - (Rin)さん» ありがとうございます！いつも見ていると言ってくださり嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (1月5日 23時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
(Rin)(プロフ) - いつも見てます！応援してます！！ (1月5日 22時) (レス) id: a9de1c3c9c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ゆゆさん» 本当にありがとうございます〜〜〜！！😭まだ分かっていなかったので嬉しいです！これからもどうぞ読んでくださいね🙇 (12月24日 9時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！ 続編の行き方なんですがまだ分からなければなのですがお話を追加の所が５０話になると自動で続編へ移行に変わりますよ！続編でも頑張ってくださいね！ (12月23日 18時) (レス) @page49 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずき | 作成日時：2022年5月22日 17時
