小さくなっても頭脳は同じ ページ8
慌てる五条を嘲笑ってから切ったスマホを無感動な瞳で見つめ、「任務やだなぁ……」と呟く。
すると、くいっ、と低い位置から服の裾を引っ張られた。
「ねぇねぇ、おねーさん!」
「………エ?」
思わず戸惑いの声が漏れる。
小学生らしき背丈の子供が私の服を掴んでいた。
赤い蝶ネクタイを付け、眼鏡を掛けた探偵のような服装の少年。
その子は少し首を傾げ、無邪気な声で、
「なんでこんな暑い日に真っ黒な服着てるのー?」
と聞いてきた。
いや、呪術師ですから……とも言えず、私は曖昧に微笑んだ。
初対面の子供達にほぼほぼ怯えられるこのキツい顔立ちを少しでも抑えるため、私は日々鏡の前で笑顔の練習をしているのだ。
家入先輩には微妙な顔をされたから、似合ってはいないのだろうが……。
「どうしたの?坊や。ご両親は?」
「……っ近くにいるよー!あっ、服のこと誤魔化さないでよ!何でこんな日に全身真っ黒な服装なのー?」
チッ、失敗したか。
内心で舌打ちするも、外面はにこやかなお姉さん然とした仮面を被り続けている。
「もー、人のファッションにとやかく口出ししちゃ駄目だよ?」
「なんで教えてくれないのー?あ、それとも…………教えたくない何か、でもあるのかな?」
「エッ???」
何この子……??怖くない???
何でそんな黒い服に敵意持ってんだ……。
それとも顔か??私の顔なのか??
思わず浮かべていた笑みが引き攣る。
すると、それを目ざとく見つけた少年がなにやらニヤリと口角を上げた。
「やっぱり図星なんだよね?」
「ん、んん………???」
「誤魔化すな…あっ、誤魔化さないでよ!」
何だこいつ。
な ん だ こ い つ ???
思わずスペキャ顔になった。
しかしそれを見た少年が、無視されたと思ったのかムッとした顔をして、
「安室さん!」
と叫んだ。
アムロ……アムロサン??誰それ??
キョトンとしていたら、後ろから何やら肩を掴まれた。
がっしりした手に肩を掴まれ、ギギギ…と機械のように首を回せば、そこには褐色肌の金髪イケメンがいた。
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リュウイ - 続編も見ました!!面白かったです!また続き待ってます! (2月8日 15時) (レス) @page50 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - (Rin)さん» ありがとうございます!いつも見ていると言ってくださり嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします! (1月5日 23時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
(Rin)(プロフ) - いつも見てます!応援してます!! (1月5日 22時) (レス) id: a9de1c3c9c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ゆゆさん» 本当にありがとうございます〜〜〜!!😭まだ分かっていなかったので嬉しいです!これからもどうぞ読んでくださいね🙇 (12月24日 9時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!! 続編の行き方なんですがまだ分からなければなのですがお話を追加の所が50話になると自動で続編へ移行に変わりますよ!続編でも頑張ってくださいね! (12月23日 18時) (レス) @page49 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずき | 作成日時:2022年5月22日 17時