…コナンくん……！？ ページ42
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旅館を囲むように張り巡らされた規制線を超え、私は趣のある建物へと足を踏み入れた。
ギシギシと鳴る足元に最大限の注意を払いながら、呪力で一応聴力の強化をしておく。
ま、警察の人達に無意味に邂逅したくないしねー………こんな侵入現場見られたら、確実に犯人だと誤解されちゃうだろうし。
私達が呪術師として正式に任務を受けているとはいえ、それは呪術界のみでのこと。一般の警察の方々は呪術師など知らないし、仮に伝えたとしてもおかしな者を見る目で見られて事情聴取エンドである。
つまり今回の私の任務は、中の彼らに悟られないように、呪物化した針を奪取すること───と、言いたいところだが。
「この状態で針盗ったら、確実に無実の誰かが疑われるんだよねぇ……」
探偵達が懸命に探している犯人は呪物に引き寄せられた呪霊であり、呪霊は呪力の無い一般人には視認することができない。
つまりいくら証拠を漁り検分すれど、犯人が見つかるわけもないのである。
しかし、そんな何もかもが不明の状態で唯一の証拠品である針が失われてしまえば………
「その部屋にいたすべての人物が、針を盗った犯人だと疑われちゃう……ってことかぁ」
ハァ、と小さくため息を吐く。
本当になー……探偵達さえいなければ……
あの江戸川コナンくんって子も妙に鋭いし。
沈んだ空気のまま犯行現場の部屋に向かう。すると、遠くから2人分の足音が聞こえてきた。
瞬時に足を止め、耳を澄ませる。
「──コナンくん、ちゃんとここで待っててね。興味があるのは分かるけど、今回だけは事件現場にも行っちゃダメだからね！」
「うん！分かってるよ、蘭ねぇちゃん！」
思わず空を仰いだ。
蘭ちゃんとコナンくんじゃん………！
どうやら蘭ちゃんはコナンくんを旅館の一室に留守番させ、一度父親の元へと向かうらしい。そのため、コナンくんに動かないでと必死に言い聞かせているのだが………
チラッと曲がり角から顔を出し、彼らの雰囲気を確認して──あ、ダメだわ。
コナンくんの瞳が妙にキラキラしていた。難解な事件を前にしてわくわくと昂っている表情である。
いや、君さあ………蘭ちゃんがそこまで必死に言い聞かせてるのに、なんでそんなに輝くような顔してるの？？？
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リュウイ - 続編も見ました！！面白かったです！また続き待ってます！ (2月8日 15時) (
レス) @page50 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - (Rin)さん» ありがとうございます！いつも見ていると言ってくださり嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (1月5日 23時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
(Rin)(プロフ) - いつも見てます！応援してます！！ (1月5日 22時) (レス) id: a9de1c3c9c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ゆゆさん» 本当にありがとうございます〜〜〜！！😭まだ分かっていなかったので嬉しいです！これからもどうぞ読んでくださいね🙇 (12月24日 9時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！ 続編の行き方なんですがまだ分からなければなのですがお話を追加の所が５０話になると自動で続編へ移行に変わりますよ！続編でも頑張ってくださいね！ (12月23日 18時) (レス) @page49 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずき | 作成日時：2022年5月22日 17時
