五条と待ち合わせしていただけなのに【呪術廻戦】【名探偵コナン】

七海 ページ26

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「建人、久しぶりだね」

「最近七海、任務多かったもんねー」




「ｰｰｰｰええ、Aも灰原もお元気そうで何よりです」





私の前に佇む、金髪に眼鏡を掛けた筋肉質な男性ｰｰｰｰ七海建人。

私達は今日、同期三人で食事に行くのだ。


行き先は健人行きつけのパン屋だ。


「じゃあ行きましょうか」

「了解！」

「おっけー！」


腕時計を見て呟いた建人の言葉に元気よく返事をし、スタスタと歩き出した彼の後ろを付いて行きながら、私と雄は目を合わせて笑みを零した。

この男、分かりづらいが今確かに喜んでいるのだ。

現に普段より表情が柔らかく綻んでいて、歩き方も私に合わせて少し緩やかだ。


「ｰｰｰｰあなた達、何笑っているんですか」

「！ふふ、何でもないよ」

「そうそう！七海は気にしなくて良いって」

「？はぁ……」



振り返った建人が怪訝な顔をした。

その顔に思わず吹き出し、私は頬を緩める。雄もニコニコと口角を上げて建人を見つめている。



「はぁ、では行きますよ」



「はぁーい」

「待ってよ七海ー！」



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