五条と待ち合わせしていただけなのに【呪術廻戦】【名探偵コナン】

拳骨 ページ25

目隠しの下に在りながらも、ムッとしたように細められている蒼の瞳が鮮明に想像できてしまう。


「こら悟、今回は私達が悪いよ。きちんと学長に謝るんだ」

「はぁー？傑も“悟を信用しなよ(ｷﾘｯ)”とかしといてさぁ、学長すいませんとか言ってんなよ」

「は？？悟、君が撃ったんだろう？？私は関係無いに決まってるじゃないか」

「あー！学長聞いた！？ほら今傑反省してないって言ってる！！！」

「なっ、悟！！？ち、違います学長！今のは売り言葉に買い言葉というやつで……」



「お前もか………お前達2人共、問答無用だ！！！」



2人の頭に学長が呪力を纏った拳を思い切り振り下ろされた。


「「ッッ〜〜〜〜！！！！！！」」


ガツンと鈍い音が鳴り、目を見開いた2人は地面にもんどり打って倒れ、悶絶した。

〜〜〜ッ！と声にならない悲鳴を上げて頭を抑える2人に、思わず笑いが飛び出しそうになる。


が、今ここで笑ってしまえば、粘着質…ゴホン、執念深い夏油先輩が必ず後から私も同じ目に遭わせようとしてくるだろう。



私は涙目で転がる特級呪術師(成人男性)を前に、ただただ攣りそうになる腹筋、そして腹の底から込み上がってくる笑いと戦うのだった。



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七海→←夜蛾学長

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