五条もクソ ページ3
ピタリ、と体の動きを止めた私はゆらりと立ち上がり、その声の主をジットリと怨念の篭った眼差しで見つめた。
「お疲れサマンサー!!皆のアイドル、GLG五条ティーチャーだよー!!」
キャピッ♡とピースサインを目に添え、腰をくねらせる全身黒づくめの男……。
「ご、じょうッッ………!!!」
「えー?五条先輩♡でしょ?ほらほら、ワンモアプリーズ!」
「うるッッさいんですよこちとら等級違いの任務当てられてんだよ!!!さっさと家入先輩の所まで飛ばせ!!!」
こんな時までふざける五条に、殺意すら湧いてくる。
腹立つ顔して催促する五条に怒鳴りつけ、私は「はぁい、」とまたムカつく返事をするヤツを呪力を込めた拳で殴りつけた。
「いっっった!!!酷ッッ!!あーあ、せっかく送ってあげようと思ったのになぁー。連絡見て急いで飛んできたのにぃー」
「アンタの手にある伊勢名物の赤福が無ければ素直に感謝しましたけどねぇ!!!」
「うわ怖、生理?」
「ホントふざけんなよ五条ぅぅぅっ!!!」
いい歳のくせして、まだ尚人を苛立たせる天才である五条。
その腹立たしさに奥歯を噛み締め、私は額に青筋を浮かべた。
私を舐め腐っているのか、無限を解いて「ほらほらー!こっちだよ⭐︎」と煽ってくる五条。
その行動に、私はなけなしの呪力を振り絞り……。
「封印呪法 【凍結】」
「え?……あーーーっ!!!僕の赤福!!」
遍くものを封印させる……と呼ばれているものの、大したものではない、五条的に言えば“雑魚術式”を使用した。
キン、と空気の張り詰めたような音共に、五条の持っていた赤福が蒼い氷に包まれる。
私の術式、【封印呪法】は指定したものを呪力で覆い、その呪力を変質させて封印を施すというものだ。
いかにも強そうな名前だが、実の所全ッッく強くない。
ただ封印を施すだけな上、指定する大きさや強さによって使用する呪力が大幅に上昇するのだ。
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リュウイ - 続編も見ました!!面白かったです!また続き待ってます! (2月8日 15時) (レス) @page50 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - (Rin)さん» ありがとうございます!いつも見ていると言ってくださり嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします! (1月5日 23時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
(Rin)(プロフ) - いつも見てます!応援してます!! (1月5日 22時) (レス) id: a9de1c3c9c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ゆゆさん» 本当にありがとうございます〜〜〜!!😭まだ分かっていなかったので嬉しいです!これからもどうぞ読んでくださいね🙇 (12月24日 9時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!! 続編の行き方なんですがまだ分からなければなのですがお話を追加の所が50話になると自動で続編へ移行に変わりますよ!続編でも頑張ってくださいね! (12月23日 18時) (レス) @page49 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずき | 作成日時:2022年5月22日 17時