第八十三話『隼』破沼真賀流side ページ33
男は鯱のメンバーに何かを伝えると光の速さで見えなくなった。名前くらい聞いておけばよかった…
その後永久たち礼を言って別れて、今はカマキリの死骸の前にいる。
鎌が6本とも引きちぎられた姿で窒息死した姿は気持ち悪いの一言だ。
「…二度とツラ見せるな」
そう言って死骸を蹴り飛ばすと、脆くなった死骸はぐちゃぐちゃと音を立てて溶け始めた。
その後、なんとか拠点に戻ったのだったが…
「あぁ…やっと帰ってこれーーうおっ!」
「ふぎゃっ!」
居間に入った瞬間にどういう訳か奥津城棗が超高速で転がってきて、そのまま足に激突してスッ転んだ。
「……すまん。なんか悪かった…」
とりあえず謝っておいた。
そしてそのままキッチンに向かい、取ってきた材料を確認する。
山菜ときのこは毒があるものは入っていないだろう。…やべっ、ベニテングダケ入ってた。アブねぇアブねぇ。
魚は鱗さえ取れれば食えるだろうし、骨と頭は一緒に取ってきた昆布と煮ればアラとして使えるだろう。
問題は…
「…これ、食えんのかよ…」
それは鮫型の大型堕落者から剥ぎ取った高級部位、フカヒレだ。
大体の食べ物は熱を通せば食えるだろけど…
「まあ腹壊したら、その時はその時ってことで」
考えるのが面倒になったので色々スルーして鍋作りに取りかかった。
鱗を取るのに苦労したが、なんとか魚をさばくことができた。
そしてこの間に鍋で煮ていた昆布と一緒に魚の骨と頭を入れて煮込み、後は切った材料を一気にぶちこんで煮えるのを待てば完成。
…うん、やっぱらくだ。
鍋を作りながらふと思ったのだが、砂漠で出会った光刹那は大丈夫だろうか?
あいつの能力がどんなものなのかは分からないが、砂漠に住んでいる堕落者は森に住んでいる堕落者よりも凶暴だ。
一瞬探しに行こうかと考えたが、そもそも砂漠への行き方が分からなかったため止めた。
そうこうしているうちに鍋が煮えたため、俺は火を止めた。
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ジグ(プロフ) - 終わりました (2017年3月18日 17時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
ジグ(プロフ) - 更新します (2017年3月18日 16時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 終わりです (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 更新いきます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@メイドラのエルマ赤穂浪士で死亡(プロフ) - 終わりましたー、次の方どうぞ! 本当だ、順位上がってますね笑 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 38080604d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 x他8人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月3日 22時