【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part6

コラボ作品1 ページ25

『委員長！ マジ大好き愛してる!! だから私と結婚しません??』

「お、おい……」


　私が相も変わらず委員長にラブコールをすると、困った様に笑ってくれる委員長。うグッ、対応がイケメン過ぎて辛い。いや、大好きですけど。

　最近委員長に大好きって言うの日課になってると思うんだよね。別に良いけど。


「A、カルマを嫉妬させようとでもしてんのか？」

『なんでやねんッ！ ただ久々に委員長にギューッてして欲しかったアピールなのに！』

「俺したことあったかな!?」


　細かい事は気にすんな！ と私は笑顔で親指を立てる。そして細かいか!? と悩んでしまった委員長の胸元に飛び込んだ。驚きの声を漏らしながらも受け止めてくれる委員長はホントに神様だと思うの。好き。


『やっば、委員長めっちゃ良い匂い』

「えー……。Aも割とするけど……あッ」

『ぅん？』


　言葉を区切ったかと思いきや、そのまま固まってしまう委員長。何だか嫌な予感がしたが、好奇心が先に働いてしまった私は、委員長の目線の先に注目。





　………………そこには、先程まで教室に居なかった筈の、どこかに行ってた筈の、私の彼氏様の姿があった。

　お互い硬直したかと思うと先にカルマが動く。真顔でツカツカと私の元に来るこの姿は中々に怖い。私は本能的に委員長の後ろに隠れた。





「……Aちゃん、浮気？」

『違います』


　委員長の背中から顔を出さずに私は否定する。今ほど委員長を頼った事は過去にあっただろうか。あ、普通にあるわ。

　じゃあ今何してたの？ と言うカルマの問いに対して、私は素直に告げた。委員長とラブラブしてました、と。それを聞いた瞬間、元々鋭くキツめのカルマの目が、更につり上がった気がした。同時に謎の気迫まで感じる。

　何が言いたいかって？ めっちゃ怖いって事です。

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