【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part5

毒舌度２０３％ ページ45

・





「………結局集会に来たのか」

『今回は、ね？』

「テスト、流石だったな」

『でしょ？ 私天才だから』


　こんなので天才を名乗れるなんて世も末だな。と真顔で見下ろされる。私は顔を顰め、自分の要求を確認する。するとあっさり当然だ。と返って来た。


「当然だろう。僕を誰だと思ってる」

『腹黒生徒会ちょ……痛い痛い痛い!! っぎゃァーーーッ!!! 足の親指がッ!!!』


　まだ言い終わってないのに!! と非難の声を投げつけると一人で騒ぐな。と言い残し、学秀はステージ付近に行ってしまう。……え？ 私だけ変人にされたよね……？





『…………ムガァーーーッ!! 腹立つゥウウゥゥゥ!!!!!』

「A、暴れるな」


　やっぱり彼奴嫌い!! と地団駄を踏んだところで、委員長にハイハイ。と頭を撫でられる。そのまま並べ。と諭された為、私も渋々と自分の場所に移動。皆の呆れた様な視線には凄く理不尽を感じた。





＿＿＿＿＿





「えー夏休みと言っても怠けずに……E組のようにならないように……」


　噂に聞いてたE組イジり。こんなに腹立つモノだとは思わなかった。普段の私ならそろそろ校長か生徒会殴ってたかもしれない。

　……が、今回は違った。トップ50はA組とE組が独占してる為、殆どの人がただただ下を向いている。お陰様で、


『あっれぇ？ 先生成績表見てないんですかぁ？ 可笑しいなぁ。トップクラスにはE組が居たと思うんですけどぉ〜〜〜』


　喧嘩腰の私の声がよく響く。最高に楽しいです。

毒舌度２０４％→←毒舌度２０２％

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す