【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part5

毒舌度１８９％ ページ31

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『お前さぁ！ お前さあ!! ホントマジ何なの!? この時間はいっつもゲーム時間じゃん!? 何でこう言う事すんのかなァ!!!』


　ものすごい剣幕で迫ると、五月蝿い。と電話越しに怒られる。いや、でも絶対私悪くないから。


『クッソ腹立つんだけど。ホント殺したい』

「君が何故そこまで怒ってるか察した。邪魔したみたいで悪かったな」

『おう。じゃあ切るぞ』

「おい待て。僕が用も無しに電話なんて掛けると思うか？」

『うん、思う。じゃあね』

「ふざけるな」


　怒りたいのは私なのに、何故かあっちが怒り始めた。ウチの幼馴染事、学秀の苛立ってる顔が目に浮かぶ。


『あー、ハイハイ、んじゃ何ですかー？』


　私が投げやりに聞くと、昼休みから授業中を使って、A組が自主勉強会を開いてるらしい。それに参加しないか。と言う誘いだった。いやいや、私の答えなんて分かりきってる事でしょうが。


『絶対嫌！』

「……だろうな。邪魔してすまなかったな」

『おう。……A組皆でやるのは嫌だけど、学秀が個別で教えてくれるって言うなら勉強するよ』

「……そうか。気が向いたら何時でも声を掛けてくれ」

『ん。じゃあね、勉強頑張って下さいな』


　私が嫌味っぽく言うと、お前もな。と鼻で笑われた気がした。確認を取る前に通話は一方的に切られてしまった。





『っはぁー……くそ、彼奴許さねぇ』

「の、割には楽しそうに会話してたよね」


　再びスクフェスを起動しようとしたところで、カルマにイヤフォンを片方取られる。返せよ！ と手を伸ばしたら、もう授業始まるよ。と言われた。まさかカルマの口からそんな言葉が出るなんて……!!


『……成長したのね、カルマ君……』

「殴るぞ」

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