番外編2 ページ18
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『ったく、前原意味分からんわ。仕方無いじゃんねぇ』
「俺は別にしても良いけどAが嫌がるし、無理矢理やっても俺の命危ないから」
『良く分かってんじゃん』
「まぁそれなりに一緒に居たからね。そこらの男子よりAの扱い分かってるつもり」
流石ダーリン。と言う言葉を遮り、前原は小首を傾げる。
「E組で知り合った訳じゃないとは思ってたけど……何時知り合ったんだよ」
「1年の頃から」
「そこまで一緒に居て何で付き合ってなかったんだよ……」
「……Aは、浅野クンと付き合ってると思って」
ちょっと不機嫌そうに言うカルマに対して、あぁ、そんな事もあったなぁ。とボヤく前原。……その噂、本人が知らないってどういう事ですかね。
じゃあさ! といきなり話を切り出すカエデちゃん。どこから話が聞こえてたのか知らないけど、どうやらいつの間にか輪に加わってたらしい。気付かなかった私は切腹します。
「どうやって知り合ったのか聞きたいな!」
『だってさ、カルマ君。あの1年の後半のやつっしょ?』
「は?」
カエデちゃんの質問に答えるべく、私はカルマに聞くと、真顔で短くそう返って来た。
「入学式でしょ?」
『え? ……私、入学式サボってた筈……』
私の言葉にカルマは呆れた顔をする。
「その入学式、隣で一緒にサボってたの誰だと思ってんの?」
『…………あぁっ!!』
私が思い出した様に手を打った所で、カエデちゃんにそこから話してよ! とせがまれる。他でもないカエデちゃんの頼み。私は首を縦に振り、カルマに話を促した。
「……流れ的にAが話すべきだよね? まぁ良いけど」
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葵(プロフ) - 立花 花泣さん» コメントありがとうございます!わざわざ一気読みとは……! そう言って貰え嬉しく思います!次も早めに効果出来るように頑張ります!! (2017年2月21日 18時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
立花 花泣 - すっごくすっごくおもしろいです!part5まで一気読みしてしまいましたwカルマくんと夢主ちゃんのやりとりも大好きです!part6の修正が終わるも楽しみに待っています、これからもがんばって下さい! (2017年2月21日 17時) (レス) id: a10039e702 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 音色さん» 閲覧、感想ありがとうございます!そう言って貰えて光栄です。part6以降ですが、只今訂正中の為公開が出来ません。なるべく急ぎますので、お待ち頂けると幸いです。説明不足で申し訳ございません。 (2017年1月30日 20時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
音色 - 最近いっきよみしてますっ!とっても面白いでっす!ところでお願いがあるんですけどpart6のパスワードって何か教えてくれませんか?すみません。お願いします! (2017年1月30日 16時) (レス) id: 1114661b39 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» ありがとう!前原はイケメンなんだよ、多分きっと(( (2017年1月29日 23時) (レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2015年10月26日 18時