毒舌度７２％ ページ33
「………あの人に免じて見逃してやるよ間男。感謝しろよ」
と、瀬尾が仕切り直す。
「嫉妬してつっかかって来るなんて、そんなに心が醜い人だと思わなかった。二度と視線も合わせないでね」
そしてその瀬尾に便乗する土屋さん。
私の怒りは有頂天に達した。主にカルマの所為だけど。
半ば八つ当たりも兼ね、私は傘から飛び出し、前原を置いていこうとするメンツの前に立ち憚った。
勿論、カルマの静止の声は聞こえたがガン無視。
「ぅおッ…兵藤」
元クラスメートだったからか、瀬尾は私の顔を覚えていた様で、ゲッと言いたげな表情。
『ご無沙汰してまーす。さてと……何見苦しい事してんんだよ、お互い』
「み、見苦しい!?」
私の挑発に安易に乗るのは土屋さん。
彼女に構わず、私は鼻で笑う。
『見苦しいでしょ。アンタの二股がバレたのはアンタの自己責任よ。キープしときたいんならもっと上手く隠せばいいのにさ。
んで？ 見つかった後は陽斗に情けを掛けてやってただけと？ っはん、馬鹿みたい』
「なッ…アンタだって…E組の癖に…!!」
『そのE組に負けたアンタは何? …私未満って事でしょ?
て言うか、嫉妬って何?アンタの言動にムカついただけだし。アンタそこまで陽斗に好かれてないから。自意識過剰も大概にしな』
「おい、兵藤…!!」
私の言葉が気に喰わなかったであろう瀬尾が止めようとする。
『………何よ』
「いい加減にしろよ…!!」
『なぁに? 殺ろうっての?良いよ?今丁度イライラしてたんだぁ。……手加減しないから』
私が挑発しながら指関節をボキボキと鳴らす。
「ッ………俺らに何かあったら、お前停学とかじゃ済まねぇぞ…!!」
『人の権力頼んなよ。それに、語彙力、運動神経に成績。どれ取っても私の方が有利なんだよ!!』
「………クソッ!!」
『不快だからサッサと帰れよ。言い返したいんならイチャイチャやめて勉強しろ。私を抜かしてから言え』
私はそう吐き捨て、前原の手首を掴み、土屋さん達に背を向けた。
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葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» 楽しみにしてもらい光栄です。part3以降ですが、未だに訂正が終わってない為、公開する事が出来ません。一ヶ月程の時間が掛かりますが必ず公開致しますので、それまでお待ちください。こちらの勝手な都合で申し訳ございません。 (2016年12月25日 17時) (
レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - あの、続編観覧のパスワード教えてくれませんか？＿|￣|○ (2016年12月25日 16時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» あ、こっちも遅れた、ごめんね!!わざわざありがとう!!アッはい。直しておきます(｀・ω・´)ｷﾘｯ (2016年12月24日 18時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 訂正完了おめでとー!!杉野君の言葉「転入生」じゃなくて「転校生」じゃないかな?私が間違ってたらごめんなさい!! (2016年12月23日 21時) (レス) id: fd9cf3b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こいさん» ……え………?毎日一緒だと疲れますよ……? ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2016年1月22日 21時) (レス) id: 6f13f8d266 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2015年10月9日 17時
