【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part2

毒舌度５９％ ページ20

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「しまった!!」


皆で和気あいあいしていると、殺せんせーが大声を上げる。


「先生とキャラが被る!!」

「被ってないよ!!1ミリも!!!」


何を言い出すかと思ったらそんな下らない事。


『殺せんせーはいじられキャラでしょ?』

「Aさん、フォローになってないからね?」





なんとか注目を集めようと、殺せんせーは皮膚の色を変え呼びかけるが皆にキモいと怒られる。

一人でメソメソしているが、誰もかもが何事も無かったかのように、すぐさま固定砲台ちゃんに注目する。





メグ達が固定砲台ちゃんの呼び方を決めようと提案する。

確かに、固定砲台じゃあんまりだ。


『どうせなら呼びやすくしたいな』

「あー、Aは固定砲台ちゃんって呼んでたもんね」

「じゃあ固定砲台からは取らない方が良いよな…」

「自、律………あ。律は?」


安直。と言うが私に一蹴され黙り込む前原。





「お前はそれで良い?」

「………嬉しいです!!では、“律”とお呼びください!!」


律が言葉通り、嬉しそうに頷き漢字を考え始める。

私はその様子を見送り、若干皆の和から外れてる渚とカルマのところに向かう。





「上手くやっていけそうだね」

「んー…どーだろ。寺坂の言う通り殺せんせーのプログラムどうり動いているだけでしょ。
　機械自体に意志がある訳じゃない。あいつがこの先どうするかは、あいつを作った持ち主が決めることだよ」


私が行ったにも関わらず、渚とカルマはそんな冷めた会話をしている。

正確には、カルマが渚の発言に水を挿しているだけだが。


『カルマの言い分もわかるけど、取り敢えず律って呼んであげて』

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