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毒舌度55% ページ16







一瞬、皆が何故そんなに驚き、何故そんなに喰いつくのかが分からなかった。

………が、自分の状況を理解した。









………………そうだ。

修学旅行で、カルマの事どう思う?と聞かれ、適当に流した記憶が蘇る。





その夜中に………告白…されて、皆にはうやむやになっていたんだった。

正確には、私がそうしたんだった。





カルマに、そう言うの忘れてた。

隠すように、念を押すの忘れてた。





取り敢えず皆には弁解し、帰りでカルマには説明しよう。と思った時には遅く、





「…あー……そういや言ってないよね」


カルマがおもむろに口を開いていた。





『ねぇ、ちょっと、やめて』

「………俺達付き合ってるの。なんか文句ある?」


私の制止の声は聞かず、グイっと肩を抱き寄せられた。

その言葉と行為で、教室中は悲鳴に包まれる。





『っ〜〜〜!!』


恥ずかしさでいたたまれなくなった私を無視し、皆の冷やかしタイム。





「おめでと〜!!」

「何だよ。最初っから言えっての」

「何で教えなかったのよ!!」

「まぁ分かりきってたけどね」





皆の言葉を聞き、私はひたすら手で顔を覆うばかり。

チラッと横目でカルマを見ると、満足そうにクラスメートを見渡していた。





「ま、そう言う訳なんで、俺らは2人で帰ります。邪魔しないでね?」

『や、やだ!!私カエデちゃんと帰るぅ!!!』


カルマの手を振り払い、カエデちゃんのとこまで行こうとすると、お幸せに〜と手を振るカエデちゃん。





「さ、帰ろうかー」


嫌味な位の笑顔で手を差し出すカルマ。

私が問答無用でその手を叩くと一斉にブーイング。





『ッ………!!分、かったよ…!!繋げば良いんだろ、繋げば!!!』

「うんうん。最初っからそうしとけば良いの。んじゃ、お先にー」

『………今日の事忘れてよ!!じゃあね、また明日!!』


私はカルマに引っ張られ、教室を後にした。





………最後に見えた皆のニヤけた顔が非常に気に喰わなかった。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:ラブコメ
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(プロフ) - 黒猫れもんさん» 楽しみにしてもらい光栄です。part3以降ですが、未だに訂正が終わってない為、公開する事が出来ません。一ヶ月程の時間が掛かりますが必ず公開致しますので、それまでお待ちください。こちらの勝手な都合で申し訳ございません。 (2016年12月25日 17時) (レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - あの、続編観覧のパスワード教えてくれませんか?_| ̄|○ (2016年12月25日 16時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - サヤさん» あ、こっちも遅れた、ごめんね!!わざわざありがとう!!アッはい。直しておきます(`・ω・´)キリッ (2016年12月24日 18時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 訂正完了おめでとー!!杉野君の言葉「転入生」じゃなくて「転校生」じゃないかな?私が間違ってたらごめんなさい!! (2016年12月23日 21時) (レス) id: fd9cf3b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こいさん» ……え………?毎日一緒だと疲れますよ……? ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2016年1月22日 21時) (レス) id: 6f13f8d266 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025  
作成日時:2015年10月9日 17時

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