毒舌度３６％ ページ38
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俺は、俺に気付かずに演じ続けるAを見て、この旅行中の出来事を思い出す。
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「気になる女子ランキング?」
「そー。カルマだっているだろ?」
「んー」
前原に渡されたランキング表を見て、唖然とする。
「………神崎さんはわかるけど、何でアイツがこんな上位に入れるわけ?」
「お、やっぱそこ喰いつくか」
事もあろうか、神崎さんの下に載ってる名前は、Aだった。
「まぁ何気美人だしー」
「クソだけど性格も悪くないし」
「話しやすいしなー」
「あ、っそ」
俺は興味なさげに呟き、皆のそれには加わらなかった。
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………そっか。
何時までも隣にいたから、何処か安心してた。
Aに好きな人は居ない。
居たとしても、可能性が高いのは俺じゃないかって、都合の良い解釈をしていた。
けど、何時までもAが居ると言う保証は無い。
今だって、どこか幸せそうに笑いながら、ゆっくりと愛のセリフを刻んでいる。
………朝日で光る綺麗な桜色の髪も、何処か影が隠れてる赤目も、可愛い笑顔も、怒った顔も、幸せそうな顔も………他の、誰かのものになる可能性だってあるんだ。
演技に磨きが掛かってきてるのも、きっと………。
一度そう考えたら頭は止まらない。
でも、もし、これの演技を他の奴に見せるんなら、見せる為の練習なら、俺は1番最初に見れた事になる。
だったら………………もっと近くで見たいよ。近付きたいよ。
俺は意を決し、ゆっくりとAに近付く。
後ろを向いていたAは、足音で気付いたのかピクっと肩を揺らし、俺の方に視線を向けた。
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです！！ 初コメありがとうございますー！！ は、発狂させてしまった……！笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです！ (2019年8月4日 2時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです！ 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました！ 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています！ m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので（私情） ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚（（ (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます！更新頑張ってください！！応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時：2015年9月26日 23時
