毒舌度１４％ ページ16
ーー…
日付は替わり、テスト返却日。
恐らく、E組の殆どは50位以内から弾き出されただろう。
………………だって、教えてもらっていたとこと、範囲が違うんだもん。
教室の空気は重く、誰も何も言わず、ただ自分の答案用紙を見ていた。
私はガシガシと自分の頭をかき、カバンから銃を取り出した。
音が鳴らない様に気を付けながら、ゆっくりと引き金を引こうとすると………
「A、ストップ」
赤羽から止められた………と思いきや、赤羽は自分のナイフを殺せんせーに向かって投げつけた。
後ろから投げたにも関わらず、そのナイフを交わす殺せんせー。
殺せんせーがこっちを向いたとこで、赤羽は教卓に向かう。
………何故か、私の答案も持って。
『ちょい待て、赤羽。それは違う』
「いいの〜?顔向けできなかったら、俺が殺しに来るのも見えないよ」
「カルマ君!!先生は今落ち込んで………」
私と殺せんせーの言葉を無視し、バサっと二人分の答案用紙を教卓に置く。
「俺問題変わっても関係ないし」
その言葉を聞き、皆も立ち上がり、教卓に向かう。
赤羽と………それから私の答案を見て、皆が感嘆の声をあげた。
「俺の成績に合わせてさあんたが余計な範囲まで教えたからだよ。ねー、A?」
赤羽が私に同意を求めるので、私も銃を持ち、ニッコリと微笑む。
「で、どーすんのそっちは。
全員50位以内に入んなかったって言い訳つけて、ここからシッポ巻いて逃げちゃうの?
それって結局さぁ、殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
『つまりチキったんだ?あーぁ、私まだ一回もマトモに殺ってないのになー』
私達の言葉を機に、皆も口々に挑発し始める。
すると、段々と赤くなる殺せんせー。
「にゅやーーッ!!逃げるわけありません!!!」
「ふーん?じゃあどうするの?」
「期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!」
『はいはい。最初っからそう言えっての』
私の言葉で皆が笑ってくれる。
いいクラスだなぁって凄く実感した。
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです！！ 初コメありがとうございますー！！ は、発狂させてしまった……！笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです！ (2019年8月4日 2時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです！ 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました！ 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています！ m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので（私情） ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚（（ (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます！更新頑張ってください！！応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時：2015年9月26日 23時
