現実 ページ7
あれから潔子と話さない日々は続き、学年はひとつ上に上がり3年になった。
バレー部の3年がクラスに来て、戻ってくる気は無いのかって何度も聞かれた。
けどごめんと答えてそれで終わり。
潔子とは同じクラスでよく話をしていた。
でも今は全く話すことがなくなってしまった。
小夜「A、昨日染めた色似合ってんじゃん！」
中学の頃から仲の良い友達の
「ありがと、そう言う小夜もすっごい綺麗に青入ってるじゃん！」
2人で髪の色についてはしゃいでいると目の前に先生がやってきて”頭髪指導”の紙を渡される。
「はあ？こんなのいらねえよ」
紙をぐちゃぐちゃに丸めて地面に捨てる。
その行動に怒る先生に対して
小夜「ごちゃごちゃうるせーな、んなのいらねえよ」
バーカと言ってぐちゃぐちゃにした紙を先生の顔に投げつける。
私はバレー部のマネをしなくなってから不良に戻ってしまった。
モブ男「またやってんな〜」
モブ男2「神無たち良い神経してるよな笑」
モブ女「んね、良い加減先生も負けなって笑」
モブ女2「先生も懲りないねー笑」
先生の怒る姿を見て周りから馬鹿にしたような笑い声がたくさん聞こえてくる。
「と言うことで、うせろよ」
そう、これが現実なのだ。
先生「〜！！
特別指導！！職員室に来なさい！」
顔を真っ赤にさせて怒る先生はどうやらこの場から去るつもりはないようで、私たちの腕を掴む。
小夜「きゃー！セクハラぁ！」
小夜がなかなかの大きい声で叫ぶ様子にビックリとするクラスメイト。
「触んなよ汚ねえな、お前が失せねえなら私たち消えますよ」
先生の手を振り払って小夜の片方の手首を掴んで睨みつけた。
小夜「きゃーAちゃんったら男前♡」
うふふ♡とでも言うようにぶりっこポーズをしている。
「女の先生にセクハラとかねえよ笑
私たちに注意する前にあなたが髪の色黒にしたらどうですかね」
2回目になるけど、これが現実なのだ。
ははっと小夜と2人で笑って教室から出て行くときにチラッとみえた潔子の顔に驚いた。
「…そんな悲しそうな顔しないでよ、」
小夜「ん？どした？」
ぼそっと言えば聞こえたようで聞いてくる小夜
「いや、なんでもない
それより、今日学校サボって遊び行かない？」
外を指差して言えば
いくいくいく！と笑顔で返事をする小夜と笑い合って下駄箱に向かった。
あー、美女を泣かせるなんて最悪だよ私。
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さくみ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます！春頃の県民大会なんですね！ご指摘ありがとうございます！直してきます。本当にありがとうございます！ (2020年3月13日 3時) (
レス) id: 8ec2e6d345 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - さくみさんいつも楽しみに見させてもらってます！！潔子さん好きの私にはサイコーです！！一応補足させて頂きますが、東峰さんが伊達工に捕まりまくったのは、春頃の県民大会であって、春高とは恐らく別物かな、と。上からに思えたらすみません！続編も応援してます！ (2020年3月12日 8時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
さくみ(プロフ) - みおさん» ありがとうございます！潔子さんの話あまりないですよね、私もそう思います！！更新頑張りますね！ (2020年2月20日 6時) (レス) id: 7862236ae4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 清子さんの話ってあんまりなくて見つけてすごい嬉しかったです！！これからどうなっていくのか楽しみです！更新頑張ってください〜待ってます！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 68de5461dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくみ | 作成日時：2020年2月16日 8時
