愛してる。誰よりも君を【RYOSUKE.Y】

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しばらく走って行き着いたのは
ｵﾚがﾎｽﾄでﾊﾞｲﾄしていた時代…お世話になった松本さんのお店。





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2階と3階は『I SEEK』っていうﾎｽﾄｸﾗﾌﾞ。

そして地下には会員制ﾊﾞ-『moonlight』。









．





「A…着いたよ。」って起こしたんだけどなんだか寝ぼけちゃってて起きてくれない。









涼介「A…A。ほら起きて。」

A「んー……」









．





涼介「ちょ…。ﾏｼﾞ起きろってw」

A「…抱っこぉ…」








．




涼介「は？抱っこ⁈」

A「……ぁ。あ、え？あれ？」

涼介「ﾎﾞｹてんじゃねーよw行くぞ」









．




抱っこって…子供かよw
状況を把握できてないAは眉間にしわを寄せて「あれー…？」って。









．






だけど店の前に立つと。
「私…ここ入らない‼」って拗ねた









…相変わらず面倒くさいやつ‼
「いいから中に行くぞ」と強引に引っ張るんだけど足を突っ張って拒否。









涼介「いーくーぞー…‼」

A「いーやーだー…‼」









想像して下さい。
ｵﾚは飼い主で…こいつは犬。

まるで動物病院を嫌がる犬と同じw









そこへ「何してんのw」と松本さんが笑いながら通りかかった








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松本「ここ…ﾗﾌﾞ ﾎ じゃねーよw」



涼介「わかってますよっ‼」









．



「ｲﾀﾘｱ美女でも連れてきたのー？」なんて
松本さんはAの顔を覗き込んで…固まった









．






松本「あ……え？」

A「…。」









．



涼介「AですよwA。」

松本「ぇ…A。お前髪染めたの⁈‼」








．




Aはﾑｽ-...っとしてて露骨に嫌な顔。
それなのに松本さんは「超いい‼可愛い‼」って大絶賛。









松本「お前似合うじゃん‼なんでもっと早く染めなかったんだよー…」

A「…だって高校生だったし…」









松本「涼介。お前今から服買ってこい。」

涼介「は？」









.



松本「ｶ-ﾄﾞ。貸してやるから買ってこいw」

涼介「やだよｵﾚ。…ってかﾌﾞﾗｯｸｶ-ﾄﾞ..!!!」

松本「お前の好き系の服。何着か買ってこい‼」









そういうと松本さんはAの肩を押して
お店の中に入っていた。









…そーだ。
あの人…意外とAのこと好きな人だった。

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