愛してる。誰よりも君を【RYOSUKE.Y】

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別にどこに行くとか決まってなくて…
とにかくAとひたすら走る









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A「ちょ…っ‼ちょっと待って……っ‼」









ﾃﾝｼｮﾝ上がってたｵﾚはAの手を引きどんどん走った。









走って走って…









A「ちょ…りょ…涼介っ‼」

涼介「なんだよ、体力ねーなw」

A「……ｲｷﾅﾘは無理だって…」









ｾﾞ-ﾊ-ｾﾞ-ﾊ-..言いながら
Aはその場にしゃがみこんだ。









涼介「お前…まだ10代だろw」

A「無理…。気持ち悪…w」

涼介「しゃーねーな。水買ってくるから待ってろw」









おぇー…なんて言いながら
Aは大げさに苦しむ



ここがどこなのかわかんねーけど。
日本はどこにでもｺﾝﾋﾞﾆがあって超便利。









海外に行くと日本の便利さがよくわかるな。









水を1本だけ買って
Aの元へ戻ると

気分が悪いのか
近くのﾍﾞﾝﾁに座っていた。









涼介「ほい。」

A「ありがとー…。」









…Aは目を閉じていて。
深くため息。







ｵﾚは隣に座って改めてAを見つめた







．







最後に会ったのはほんの3、4ヶ月前。

…その間に









綺麗になったな…。









大人っぽくなったって言うのか

…いや、そんなこともねーかなw

なんか…女らしくなったって言うか。









全体的に優しくなった気がした。

それは髪型のせいだけじゃないと思う。






.









A「ぅー…気持ち悪…」

涼介「悪かったよ…大丈夫か？」









近くに寄り添うと「へーきへーき…w」ってｵﾚを手でｼｯｼ...と追い払うような仕草。









そのｸｾ苦しそうに胸をぎゅっと掴んで俯いてる









「…店行こうぜ」









ｵﾚはすぐにﾀｸｼ-を捕まえてAと乗り込んだ。
少しだけ顔色悪そうにしてたからｵﾚはAの頭をｵﾚの肩に預けるようにさせた









A「へーき…」

涼介「遠慮すんなって。寝てろ…」

A「…」









ｺﾃﾝ...と頭をもたれさせたA。
そのままゆっくりと目を閉じた









.





ほら…





Aといると大体予想のﾅﾅﾒ上を行く。









感動系とか
ｻﾌﾟﾗｲｽﾞ系とか

全くﾌﾟﾗﾝ通りに行かないのがA…









やっぱり普通じゃないw

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